第2話 33歳の出会い

生まれ育った町から逃げるようにこの街にきた。


あんな生活したくない。普通なんてどうでもいいって思ってたなあ。

がむしゃらに働いて、旦那に尽くし、子供の教育それが人生と思ってた離婚前。


そしたら人間プチってキレるんです。


違う世界に行きたいなあって。


普通の人ってどんな世界をみるんだろう。


なんでかわからないけど、夜の世界。それも風俗に憧れてしまった私は摩訶不思議。思い立ったら吉日。

この街にきていかなり体験入店しちゃえるのは行動力ある私のバカさ加減なのかな


強面の店長と面接して、今日からねって話がとんとん拍子にいってそつなくこなせる自分に驚きましたわ。


店内ってとっても薄暗くて陰気臭い。

風俗だから仕方ないんだけども、ワクワクしてある度胸さはさすが破天荒。


でもね、33歳の私。それでもおばはん。白い目でかなりバッシング受けてましたよ。


なんでだろうなあ。若い子33歳おばちゃん扱い。イケてる30代とみてくれないのは?


だって私ただいまイケてる40歳台。

いい味出してる熟女と自負していますわ

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