強気なサッカー選手の幼馴染みが、溺愛彼氏になりました

蝶野ともえ

プロローグ






   プロローグ




 あなたに会ったのは、まだ学生の頃。

 友達の幼馴染みの2人として挨拶をしただけだった。


 その時は「目つき悪いな。怖い人かな。」って思ったのは、あなたには内緒。

 もう1人の男の人はとても優しくて、その人とばかり話していたけれど。あなたは隣にいながら、しっかりと話を聞いてくれていたのを、私は知ってる。


 それから、幼馴染みのメンバーに仲間入りすることが多くて、でも、どこか馴染めなくて。

 

 それから、彼氏をつくるようになった。

 いつでも独りだったけれど、4人で過ごした時間の後は、独りになるのが、堪らなく寂しくて、怖かった。

 


 でも、今では4人で過ごす時間がとても心地よくて、好きだった。



 それは、もしかしたら、あなたがいたからなのかもしれない。


 そんな風に、思えるようになってきていた。





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