ブラコンの姉に今日も困っています

レム

第1話

僕の名前は水無月 陽と言います。今年の四月から高校生になります。僕にはお姉ちゃんがいます。名前は水無月 沙織 お姉ちゃんは正直言ってなんでも出来る。勉強は学年トップ運動だってスポーツテストで毎回最高評価家では掃除洗濯料理まで非の打ち所がない完璧美少女である。でもそんなお姉ちゃんに僕はいつも頼りっきりになるそこで僕は考えた今日で僕はお姉ちゃんを卒業するということに至った。



「お姉ちゃん!今日から僕はお姉ちゃんを頼るのをやめたいと思う」


「え!?陽ちゃん?それってどういう……」


「そのままの意味だよ!僕は今日お姉ちゃんを卒業する!って言ってるの!」


「なんでーー!どうして!?陽ちゃん!私何かした?もしかしてお姉ちゃんが嫌いになった?」


「そんなことないよ僕はお姉ちゃんが大好きだよ」


「ならなんで!?」


「今年から僕は高校1年生もう大人なんだよだから今までみたいにお姉ちゃんにばかり頼るのはやめる」


「そんな………うわぁーーーん」


え!なんで泣いちゃたの?もしかして言い過ぎた?


「ごめんね!お姉ちゃん言い過ぎたよだから泣き止んで」


「シクシクじゃーもうお姉ちゃんを卒業するって言わない?」


「言わない!言わないから!」


「分かった……」


良かったーお姉ちゃんを泣かすなんて僕は酷い弟だ


「ごめんねお姉ちゃん」


「いいよどんどんお姉ちゃんを頼るんだよ」


「うん」


僕は今日もお姉ちゃんを卒業出来なかった。

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