選択肢「ひっさつわざ」

スライムがあらわれた!


俺の選択肢は次の4つ、


・たたかう

・にげる

・ぼうぎょ

・どうぐ


俺はもちろんこれを選ぶ。「にげる」


俺は逃げ出した!

しかし、まわりこまれてしまった!


しまった、逃げられない! 攻撃を受けるのは痛そうだし、道具なんて薬草しかない。仕方ないか……… 「たたかう」


俺のこうげき!

スライムに2のダメージをあたえた!


お、ダメージ与えられたぞ。いい調子だ。


スライムのこうげき!

俺は2のダメージをうけた!


イテテ。やっぱりモンスターの攻撃はものすごく痛い。しかし、もう逃げられない。俺は引き続き「たたかう」


俺のこうげき!

スライムはすばやくみをかわした!


しまった、躱された! 意外に素早いぞ、スライム。


スライムのこうげき!

俺は3のダメージをうけた!


うぎゃー! さっきよりも痛い! もう死にそう…… すでにHP1だ。その時、俺の脳裏にある言葉が浮かび上がった。


ひっさつわざ


新たな選択肢か? その言葉に俺は一筋の光を感じた。すると俺の右手に握られたひのきの棒が青い光に包まれた。これはイケるかもしれない!


俺のひっさつわざ!

極小会心斬!ミニマム・スラッシュ


スライムのカウンター!

俺は10のダメージをうけた!

俺は死んだ


カウンターって嘘だろ……

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る