蟲の宿への応援コメント
初めまして。怪談企画から参りました霧崎奈波と申します。
描写力すごいですね・・・リアリティがあって本当に目の前に虫がいるような感じと、あの独特の不気味さが恐怖を引き立たせていました。
そうなんですよね、夏の山って本当に至る所に虫がいて、気持ち悪いのなんのって・・・幼い頃に行った夏のキャンプを思い出しました。
作者からの返信
初めまして。コメントありがとうございます。
何も起きない、ただ何となく気味の悪いというだけの怪談でございました。
夏の山は虫嫌いな人には地獄でしょうね……汗
私は虫捕り旅行する程度には虫が平気なのですが、トラウマになるくらい怖かったです。あの宿……!
それでも少し懐かしい気がするのが不思議です。
蟲の宿への応援コメント
美しい描写…だからこそ恐怖がふつふつと沸いてきました。
そして特に印象的だったのがラスト。思わず「おおー」という感嘆が漏れそうになるほど、良い締め方。
今日は蜘蛛の夢を見そうです…( ˇωˇ )
素晴らしい作品をありがとうございました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
本作、非常に淡々としている上に何も起きないので、ホラーとして成立するかどうかをまず心配していましたが、ふつふつとした恐怖を感じていただけたようで安心いたしました。
地獄に垂らされるクモの糸というのも、かなりホラーですよね。糸があるからにはどこかに見合った大きさのアレが…!
稀山さまの夢にクモが侵入していないか心配です…!ど、どうか本日は良い夢を見られますように…!
蟲の宿への応援コメント
「虫を殺したら、その虫と同じ死に方をするよ」
この出だしで震えあがりました。
ああ、なんらかの理由でこの主人公は殺されてしまうんだひえええ。という感じに。
それからも、そこかしこに、細やかで生々しい描写が重ねられていくことで、不安が募っていきました。
『外に向けて張り出した窓には、乾いた土がこびりついていた。』
確かにそうです。目を向けると古びた旅館ってのはそうなってます。掃除が行き届いてないんでしょうね。でも、小説ではあまり描写しない、つまり読者が普段目を向けないところに目が向いている。これはもう強制的に鋭敏にさせられている。視覚が。もう周りが気になって仕方がないと言うように。
『顎の隙間からはテントウムシの死骸が覗いていた』
気が滅入ってなければそこまで注意深く見ないでしょう。でも凄くビビってるので、余計に見ちゃうんですよね。アシダカグモめちゃくちゃデカいし。いや、あれ水でふやけると蟹かなと思うくらいデカくなるんですよね。ぐぉぉお……。
死んでいるのはテントウムシです。けど、それがまた自分もこうだぞみたいなそういう象徴に見えて。
『タイルの隙間から虫が這い出してきて、足にびっしりと纏いつく様子が瞼の裏側の闇に浮かび上がる。私は知らず知らずのうちにつま先立ちになっていた。』
はい、正直に言いますけど、『つま先立ちに』っていうフレーズの前に読みながらなってました。そんでこのつま先立ちにってフレーズを目の辺りにして、「恥ずかしい!」と思い、そっとかかとを下ろしましたよ。
他にも色々あるのですが(熊とか蛾の大群とか)、とにかくこういう描写が重なって重なって重なって、どんどんどんどん恐怖に引きずり込まれていく……。
あ、因みに比喩で好きなのは
『想像の翼が夜の森に羽ばたくと』
というフレーズです。
面白い表現でありながら、作品のテンポやイメージを変えない、こなれた感のある描写で素晴らしいなと思いました。
ずーっと、この、気持ち悪い、怖い、という状態が続き、しかも頭の隅にはおばあさんが言っていた冒頭のフレーズがあるので、「いつだ、いつ死ぬんだ」とビクビクしていました。なんだったら最後車の扉をばたんって閉める音でビクッてなって、結局なんでもなかったので「脅かすなよ!」ってちょっと怒りましたもん。
ああ、怖かった。
でも、幼き日を思い返すと、あるある立ったりするんですよね。
意味もなく闇に怯えて見たり、想像が膨らんで恐怖で居ても立っても居られなくなったり。
ただ怖いだけではなく、懐かしさみたいなものも味わえて、良かったです。
素敵な恐怖体験をありがとうございました!
作者からの返信
詩一さま、素敵すぎるレビューにコメント、ありがとうございます。長らく沈黙していたカクヨムアプリが次々と通知を送ってきて驚いています!
本作は私が幼い頃に体験したことを殆どそのまま綴った物語です。なので死人は出ませんでしたが……もしもフィクションなら、一人また一人と……!
「虫を殺したら、その虫と同じ死に方をする」
子供の頃に、実際に言われた言葉です。直後に自分が標本にされる夢を見たのとセットで覚えています。うぅ、怖い…!
怖い思いをしたことは記憶に残りやすいのでしょうか。あの宿のこともかなり鮮明に覚えています。汚い窓とか、クモ温泉とか……。アシダカグモ、本当に大きかったです。子供の時に見たから余計に大きく見えました。うぅ、気持ち悪い…!あれは大変な恐怖体験でした。
一方で、語り部として一歩引いた視点で見た時、何が怖かったのだろう、と自分で不思議に思ったりもしました。だって、何も起きませんでしたからね。色々首を捻った結果、「子供の想像力って凄いなあ」というところに落ち着きました。思えば子供の頃って、なんでもない壁の染みとか、ちょっとした隙間が怖かった。タイルの隙間から虫が這い出して来たりするはずもないのに…。(つま先立ちになった詩一さまを想像してクスッとしてしまいました。)何もないところに自分で怪物を生んで、自分でそれを怖がって……。そんな時は無敵の布団アーマーに包まって、恐怖をやり過ごしたものです。
そんな幼い頃のことを思い返しながら描いた短編なので、懐かしさを感じていただけてとても嬉しいです。
想像の翼のフレーズはドヤッとしながら書きました…。これも見つけていただいて嬉しいです。
光栄なお言葉の数々、本当にありがとうございました!
蟲の宿への応援コメント
穏やかな語り口と昆虫や宿の動物たちの不気味が絶妙なコントラスト。
トラップを持っていったものの正体など明かされないことでなおさら恐怖感が増しています。
思えば小さい頃は純粋すぎる残忍さがありました。私の場合、その時の意趣返しは夢の中です。
蟻を水没させたら夢の中で巨大な蟻の群に集られ、恐怖のあまり蟻が嫌いになりました。蜘蛛も同様です。
罪悪感が生み出す幻想なのかもしれませんが、やはりそこに意味を見出してしまいます。
本作を読んでそういった当時のトラウマがそこはかとなく呼び起こされました。
作者からの返信
応援コメント、レビュー! ありがとうございます。
父のトラップは狙ったものが来ないのに得体の知れないものばかり呼び寄せるので、困りものです。
子供の頃の残忍さ、私にも覚えがあります。今にして思えば、どうしてあんなことができたのか…。しかし子供はそうやって命との付き合い方を学ぶのでしょうね。
嫌いになることも含めて…。
蟲の宿への応援コメント
Twitterのタグに反応ありがとうございます、拝読しに参りました。
当方、虫が大好きなのもあってとても楽しく読ませて頂きました…!このザ・純文学な文体に虫や生き物たちの濃密な描写が絡み合って、堪らなかったです!!幽霊は出てこないけど成立するホラーというのも堪らなくて…
素敵なお話を読ませてくださってありがとうございます!
なお、余談ながらオオミズアオが推し虫の一体でもあるので、登場に大喜びしてしまいました。
作者からの返信
応援コメントありがとうございます。とてもうれしいです。
作者としては本作がホラーとして成立するかどうか少々不安を持っていたので、ホラーだと言っていただけて安心しました。
オオミズアオは少し不気味ながら、非常に美しい蛾ですよね。推し虫も納得です。
ちなみに私が一番好きな虫はツマグロヒョウモンの幼虫です。道で見つけるとテンションが上がります。かわいい。
蟲の宿への応援コメント
私が子供の頃、夏休みの度に母の実家に遊びに行きました。夜、土間の向こうの湯屋の扉を開けると、壁に大人の男性の手大の蜘蛛が!
怖いからこそ目が離せないのですよ。いきなり足元に移動してたらとか考えたりして。当時は五右衛門風呂でしたし、照明も今ほど明るくなかったから、その非日常的な空間と相まって入浴の時間がちょっと憂鬱だったのを覚えています。
更に家の外にある便所(トイレというより便所ですよ。このニュアンス解ってくださいませ)には、言わずと知れた便所コオロギが!
寝る時には蚊帳を吊り、縁側の板戸は開けっ放しで、その蚊帳にカブトムシやらクワガタが……とにかく家の周囲でさえ、あらゆる虫がいました。
今現在、私も田舎に住み、家の中にはやっぱり大きな蜘蛛やらヤモリやらが闊歩しています。もう子供の頃のような恐怖心はありませんし、益虫なのでそのまま放置していますが、気配を感じた時にすぐ傍にいると、猫のように体が跳ねますね。
子供の頃は、虫は勿論天井や柱の木目や染みも顔に見えたりして、妙に怖かった事を思い出しました。
主人公の家族が全員無事で帰宅できたことにほっとしました( ´艸`)
作者からの返信
応援コメントありがとうございます!
子供の頃は自分の体が小さいものだから、世の中のものを大きく感じておりました。大人の男性の手の大きさのクモを子供が見たら、それはもう大きかったでしょうね…。便所コオロギも成虫はかなり大きいですし、キモチワルイですし…。そう言えば便所コオロギにもイヤな思い出が…。
子供の感覚って不思議ですよね。なんでもないものを面白がったり、怖がったり…。人はいつの間にそういう感覚を失くしてしまうのか…。
残るのは意味不明なトラウマばかり…。
蟲の宿への応援コメント
「秋の夜長ー」から参りました桜木と申します。
企画へのご参加ありがとうございます。
怖いと言うよりも気持ちが悪かったのがよく伝わりました。
いえ、恐怖の形はそれぞれなのですよね。
私の場合、子供の頃の夏を思い出しました。
実はここに出て来た旅館の様な家に住んでいたので……
オオミズアオ~~~アイツきもいけど懐かしい!!
人家に棲むクモは私の唯一嫌いな黒い昆虫ゴキ〇〇を
幼虫の時点で多く捕食してくれるらしいので好きなのです。
作者からの返信
ご企画の開催と拙作への応援、ありがとうございます。
この物語を書いているときは当時の自分は何を怖がっていたのかとしきりに首を傾げておりました 笑。非常に気持ち悪かったのは確かですが、やはり当時感じていたのは恐怖でしたね……。実害は何もなかったのに、トラウマになるレベルで怖かったのです。結論として、私が怖がっていたのは物陰です。「あんなものが存在する」と判った後に、自分には見通せない物陰がそこらじゅうに存在すると気付いてしまった、というわけです。◯◯ブリだって、床を散歩しているところに出会うよりタンスの裏に飛び込んでいくのを目撃する方が怖いんじゃないかな、なんて……。
オオミズアオ、私にはすごく綺麗な蛾に見えるのですけど、夜に見ると怖いですよね。そして夜しか飛んでないという……。
ゴキ◯◯含め、虫への嫌悪感は薄めの私なのですが、この一件でクモだけは本当に苦手になりまして。ゴキ部屋とクモ部屋どちらかに住めと言われたら断然ゴキ部屋を選びます!
恐怖の対象はそれぞれですね……。