【詩集】鏡の前で紡ぎ囁く

歩朧

第1面 私とわたしは紡ぎ囁く

夢を見る

すべてを映す大きな鏡の前で

私とわたしが向き合う夢を見る


今日も私とわたしは紡ぎ囁きあう


わたしは何なのだろう

心の中のわたしなのか

いつも私とは正反対のことを囁く


ポジションな心とネガティブな心…


私が紡ぐ言葉が正しいのか

わたしが囁く言葉が正しいのか

目の前にある鏡だけが知っている


私達はここで何気ない日常を紡ぎ囁きあう

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