若者が選挙に行かないとどうなるか

最近は痛風気味

若者が投票に行かないとどうなるか

今年の10月から消費税が10%に上がる予定だそうだ。その使途は主に社会保障に充てられるという。

消費税アップの直前に駆込み需要が見込まれるが、今回は増税後の景気後退を懸念、端的に消費が縮小するの防ぐため、色々な優遇措置が考えられている様だ。

国家の予算、歳出入を考える時、「子供が親にお小遣いを貰う」と言うシチュエーションで考えると分かりやすい。親は「国民、納税者」子供は「政府、官公庁」と置き換える。

例えば、子供が正月に毎月のお小遣いの金額を親と相談するとする。

子供は何の根拠もなく「ねえ、お父さん、今年のお小遣いは毎月2000円にしてよ」

と言ったとする。

父親は「月2000円なら、一年で2000☓12だから24,000円だな。なんに使うんだ?」

これは世で言う所の「概算要求」になるだろうか。

「別に考えてないよ。何となく」

では、筋が通らない。ろくに審議せず国家予算を国会議員が決めているのと同じになる。


今の親御さんが、すっと24,000円を子供に出すかは別問題として、此処では父親が逐一、子供に問うとする。

子供は、その「月2000円、年24,000円がどうして必要なのか」を親に伝え、納得させねばならない。

「うーん、今年は部活で色々道具が必要になりそうだから」

「ふむ、なんの道具だ?」

と使途を決めていく。

此処では、細かい事を割愛する。


ここで、消費税アップを例えるなら、

「ねえ、お父さん、お小遣いがあまり残りそうにないから、10月から月200円上げてよ」

とでもなるのだろうか。

「今年分の追加のお小遣いは200☓3は600円だな。都合月2200円になるが、増えた600円は何に使うんだ?」

と親は問う。

「うーん、お父さんが怪我をした時のお薬代だよ。お父さんが元気で頑張れるためだよ」

おお、何と親思いの子だろうか!

と思うかどうかは別として、例えるならこんな感じになろうか。


子供のお小遣いの使い道を決めるのが、国会議員であるが、詳細は財務省のお役人になる。

此処でその使い道を決める相談がザルの様に適当にされたらどうなるか。此処で国民である親は子供の言うなりでお小遣いをあげ続ける事になる。例え子供の無駄遣いが酷くても。そりゃいくら親といえども毎度そんなでは耐えきれない。

今の憲法では、国会議員は「選挙」よって選出される事は投票に行かない若者でも既存の事実だ。

だから、選挙権を行使しないと、


「選挙でろくでもない候補だらけが選ばれて、払いたくも無い税金を払い続け、何にも変わらないどころか今よりも酷くなる」


と言うことになる。


私はこの選挙自体、「選挙とはなんぞや」をもっと見直すべきだと思っている。選挙の時だけ自分の名前を連呼する活動、ろくに公約も述べず討論もしない。するのは選挙前だけ。予算審議なのに全く関係ない揚げ足の取り合い。しかも税金を使って深夜までしている。

流石にこんなでは若者が食い付く訳が無い。というかもう呆れているのだろう。

税金を蔑視している訳では決して無い。国民は納税の義務が憲法で定められている。

もっと、政治や選挙が「身近に面白いもの」にはならないだろうか。

たまに東南アジアの選挙の様子を見かけるが、結構楽しそうに見えたりする。

しかも金がかかり過ぎではないか。上納金などがネックになって出馬出来ずにいる素晴らしい若者もいるのではないか?と思う。(年齢制限の件も同様)

元号も変わった事だし、いろんな事項を根本から再確認する、少しは疑ってみる必要があるのではないだろうか。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

若者が選挙に行かないとどうなるか 最近は痛風気味 @Kdsird1730

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ