覚醒剤

 いい、楽しい。僕は今最高にーーあるいはサイコにハイかもしれない。

 僕はたしかに一人かもしれないが独りでは無い気がしている。何となく。理由も根拠もない。

 根拠のない自信のなにがいけないのかわからない。少年誌の主人公は大抵の場合それを持っているものだ。勘とも言い換えれるかもしれない。

 それとも、あれか、僕が主人公でもなければ少年誌にすら載っていない大阿呆とでも言いたいのか?あぁ、いいだろう戦争だ。

 誰がなんと言おうと僕の人生において僕は主人公でありしかも最強である。時に逆境に立たされても何度でも笑って形勢逆転をするような男である。

 とはいえ、これでは誰も言い返せない。ひとりぼっちの戦争とはこんなにも虚しいものなのか。

 眠たくなってきた、と、てもねむねくたってきたそ、、ほそろ僕はお暇しゅるよ。

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