第一章3話 ああ…あの辺境の村アキノハラにてやっぱりトラブルに巻き込まれるの巻

前書きです。


いつも観て下さるあなた様に感謝致しております。




最近リアルの方が忙しく


おまけにアトピーも痒くてひぃひぃしている


リアル妄想系fantasistaです。




正直今小説を書く時間がほどんどありません…




でも今はそれでも何とかして毎日書きたい!!


少しでも話を先に進めたい!!!と思っているので


ムリして書いております。




その分、目の下のクマさんに出逢ったり


アトピーさんがちょっとばかり荒ぶったりして


大変な状況となっております汗




リアルがもう少しで一旦落ち着くと思います。


そしたら小説の方に全力を注ぐつもりです。




色々とご迷惑をおかけしますが、


こんなダメ作者に祝福を願います。


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本文

第一章2話よりあらすじ






異世界の神シンにより辺境の村近くに転送された


アラサー男主人公エイタとお供精霊のハチ。




遠くに見える煙を頼りに村に向かって歩いていくがいざ村を発見すると怖気づく小心者男主人公 アラサーのエイタ。




少しでも不安を払拭する為に


身近な対象物に向かって初めての


精霊術


を放とうとするが


術を放つ為には声も重要だと知り愕然とする。






だが本心ではアニメのキャラクターの様に


大声で術名等を叫びポーズを決めながら


魔法の類を放ちたい!!と思っていた主人公は


なんとかそれを達成する。






そんな主人公の様子を観ていた


近くの辺境の村 アキノハラ の住民ヒロにより


村に招待されたエイタは


幾ばくかの不安を抱えながらも


ヒロの好意を素直に受け取り


一緒にアキノハラへと歩みだすのであった…






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ここより第3話本文です。



ヒロ「おーい開けてくれ!!」




ヒロが集落の入り口付近で甲高い声を上げた。




すると集落を取り囲む塀の上から見張り役とみられる男が




こちらを観てヒロを確認すると




男「一緒にいるその男は何者だ?」と言ってきた。






するとヒロはまるで少年がとっておきを披露する時の様な表情と口調で答えた。






ヒロ「聞いて驚け!!このお方はあの精霊術師様だぞ!!!


わざわざお越し頂いたのに失礼をするんじゃない!!


早く門を開けて精霊術師様をお通ししろよ!!!」






すると程なくして集落と外界とを隔てる


ぶっとい木の杭を束ねた様な門が


ゆっくりと開いていった。






主「結構厳重な警戒だね。」




ヒロ「ええ…最近はこんな辺境の村付近でも


魔物どもの動きが活発でして…お気を悪くなさらないで下さい。」




ヒロはさも自分に責任があるかの様な


申し訳なさそうな顔で俺に話した。




そっか…


シン様は魔王の居城から1番遠くの村って


言ってたがそこにまで魔王の影響が…


これは俺が何とかしないといけないな…なんちゃって笑






そんな事を1人で考えていると




ヒロ「精霊術師様、こちらにどうぞ」




村人Aことヒロが俺を手招きした。








村の中をヒロに連れられながらざっと見た俺の感想はというと




そう…まさに アキノハラ であった。




良くも悪くもド田舎の小集落という言葉がピッタリと当てはまる




そんな感じがした。






…だがそれ以上に何だか住民から漂ってくる




悲壮感の様なものが俺は気になって仕方がなかった。




それと同時に嫌な予感がどんどん大きくなっていく………






そんな時だった




??「あなた!!無事だったのね!!!」




!?俺は急に声をかけられてビックリしていると






ヒロ「ミサ!!」




ヒロが声をかけてきた女性に対して興奮気味に言った。




ヒロ「マングーの都では全然だめだったが、


帰りの森の中でこちらの精霊術師様にお会いできたんだ!


このお方はきっとアキノハラの救世主になって下さる!!」






それを聞いてミサと呼ばれた女性が答える




ミサ「遂にやったのねあなた!!」




するといつの間にか女性足元付近に現れていた


小学3年生位の男の子が


ノリノリ元気いっぱいにヒロに向かって




男の子「おおッッ!とーちゃんカッコいいぞ!!」




と叫んだ。






それを聞いてヒロは男の子に向けて


カッコいいのは俺じゃなくて精霊術師様だよ!!




と言っているが、


顔は明らかに満更ではない様子だ。






そしてもう一人


男の子より更に小学生低学年…


1年生位?の女の子が


笑顔できゃっきゃっと笑っていた。









その様子を間近で見ていた俺は思った。






…素直に羨ましいや。


やっぱり普通が1番だな、と。









人は何かを成す為に生を受け




普通に成長して


普通に青春して


普通に恋愛して


普通に家庭築いて


普通に家族で生きて




そして…何かを成し遂げた時普通に死んでいく。






普通に…






ふつう………






ああ…何故俺にはこんなに普通が遠過ぎるのか?




最早俺には普通が高嶺の花だな…




せめて魔王討伐を成し遂げたその時こそ………






早く普通になりたいッッ!!!






そんな事を考えていると


俺が精霊術師だとわかった他の周りの住民達も


一斉に大騒ぎを始めた。






モブA「精霊術師様だって!!」




モブB「本物!?スゴイ!!!」




モブⅭ「勇者様一行でも凄いのに


まさかいきなり精霊術師様だなんて!!!」




それはつい先程までの悲壮感に満ち溢れた感じとは


まさに一線を画す希望に満ち溢れた感じであった。






男の子「いや~大した事していませんよ~♪」




ヒロの息子の小3位の男の子が


頭を掻きながら照れ笑いをしている。




ヒロ「お前が言うな」




ヒロは息子にげんこつをお見舞いしていた。






そんなヒロに俺は事態の説明を求めた。




主「この騒ぎはどういう事?


それに先程奥様かな?が遂にやったわね…ってアレは?」




ヒロは急に神妙な面持ちで俺の問いに答える。




ヒロ「実は精霊術師様とお逢いする前、


私はここからかなり遠くにある大都会


マングーの都


を拠点としている凄腕という噂の勇者様一行に


村を代表して会いに行っていたのです。」




ヒロ「しかし私が正に命がけで都にたどり着いた時にはもう


勇者様一行は魔王討伐の旅に出発されていたのです…」




ヒロはその時とても悲しい顔をして遠くを見つめていた。




ヒロ「ですがシン様はそんな私をお見捨てにはなりませんでした!!」




ヒロが急に熱っぽく語りだした。




ヒロ「そうです!!きっとシン様が今こうして我々の元へ


精霊術師様をお導き下さったのです!!」




おおおおお!!!!!




それを聞いて周りの村人達も一斉に大歓声を上げた。




ヒロ「これでアキノハラの村も救われます。」




周りのテンションはいよいよヒートアーーーッッップしていた。






それとは正反対に俺のテンションはヒートダウンしていく一方だった。






シン様、か。




………やっぱり嫌な予感しかしない。




俺は既にこの村から逃げ出したい衝動に駆られていた。






ハチ「でもどうせこの村出てもあてないんじゃない?


なら内容聞いてから判断してもいいんじゃない?


まさかいきなり生贄にするんです!!とかではないだろうし…」




ハチが唐突に頭の中に語りかけてきた。




俺もハチの語りがけに頭の中で応える。




主「まあ確かにそうだけどさ…


でもとにかく悪い予感しかしないんだよ。


何となく無理難題をふっかけられそうでさ。」




ふぅ~…




俺は深くため息をついた…


面倒事は極力避けたかった。






ヒロ「精霊術師様?どうかされたんですか?」




ヒロが俺の表情に気付いて心配そうにこちらを見てくる。




主「あ、いや…」




俺はつい良い人を装って何でもない風を装ってしまった。


これもアトピー同様、前世から変わってない悪癖だなと思った。


今ならまだ引き返せる…






しかしそんな俺の心の中を見透かしたかの様に


ヒロや周りの住民達がしきりに俺に感謝の気持ちをぶつけてくる。




…そう、まるで俺がこの村の厄介事を引き受ける事が


もう既に決定事項であるかの様に…






主「ちょっとまって!!


さっきから話が見えないんだけど?


どうして俺が来たらこの村は救われるんだ?」




たまらず俺はヒロに聞いてみた。




するとヒロはこの先にいる


アキノハラの長老に会ってくれれば分かりますから、


としか答えてくれずはぐらかされたのだった。









不幸体質の俺のカンはこういう時にはほとんど外れない。


これはもう超厄介事確定レベルと言ってよいだろう。




そこまで思っているのに俺は目の前の村人達に


面倒はお断りだ!!!


と啖呵を切って颯爽とこの場から消え去る…事が出来ないのだ。




なんで俺っていつもこうなんだろう………


俺は自分の不幸体質と不甲斐無さを


ただただ呪う事しか出来なかった。




そして心なしかストレスからか?


少しだけその存在を忘れる事が出来ていた


アトピーを改めて実感させられていたのだった。






そうこうしている内に村の奥の方にある


他の住居らしき建物よりも


ひときわ立派な建物にたどり着いた。




ヒロ「ここがアキノハラ村長の家です。」




成る程わかりやすい。




すると他の家より少しだけ立派な木製と思しき扉が開いて


中から使用人と思われる人物が現れて言った。




使用人?「精霊術師様お待ちしておりました。


どうぞ家の中にお入り下さい。」




使用人らしき人が丁寧な物腰で俺を家の中に招き入れる。




俺はもう逃走は諦めて素直に家の中に入る事にした。






ま、話を聞いてそれから判断すればいいや。


俺はもう色々考えるのが面倒くさくなったので


お得意の流されるがまま作戦を実行する事にした。




そして使用人に着いて行って広めの広間に出た時にその人はいた。






主「!?あなたは…まさかッッ!!」




俺がその人を見て言った言葉と表情を観ながら


その人は少しだけニヤリとした様な気がした。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


後書きです。

今回の第三話も短くてすみません。




正直テンポが………




その辺りを先ずは改善していきたいと考えております。




こんな作者ですが、




良かったら応援やコメント等を




宜しくお願い致します。

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