二柱の創造神

「混沌」より出でた「きらめき」が世界に拡がってゆく最中、「混沌」の内に在った一部の「煌」の中から二柱の神が生まれた。

方や『大地産霊岐神おおぢのむすびぎのかみ』と呼ばれる男神で、方や『大水産霊美神おおみのむすびみのかみ』と呼ばれる女神であった。

二柱の神は「混沌」の中より出でて浮かびながら男神は近くの「煌」を掴み取り、女神はこれを「混沌」の中へ浸け手でこすると大きな船が創造された。

二柱の神はこの船に乗り「混沌」より完全に出で、「混沌」と「煌」が満ちた世界を漂った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る