第ニ考 弟と謎の声と桜舞う春について
「大丈夫か?兄。夜中に変な叫び声きこえたけど……」
そういって心配して声を掛けてくれたのは矢萩 翔大(やはぎ しょうた)、俺とは一つ歳の離れた弟だ。
「あぁ……なんでもないよ。」
そう言って翔大を追い払った。
まさかあんな妄想をしていたとはいえない。
朝ご飯を食べて身支度を済ませた。
7時5分--
さて!そろそろ登校するかぁ!!
え?なんでこんなにテンションが高いって?
もちろん瞳華たんに会えるからダルォ!!
翔大をおいて玄関の扉を開けると爽やかな桜のにおいが薫る風が僕を外界に迎えた。
いつも通る風景を流して学校に着いた。
教室に入り机に着くと、窓際で愛しの瞳華たんと彼女の友達の斎藤 天音(さいとう そらね)さんが楽しくお話ししていた。
いいなぁ……僕も混ざりたい……
(き……聞こえるか?)
誰?
(筆者やぞ。)
いや誰だよ。
(実は二話は一回消えたんやぞ)
知らねーよ。
(ファミチキください。)
●ね。
こうして僕の生活が今日も始まった。
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