TS〝F〟/トランスセクシャル〝農家(ファーマー)〟~ 異世界辺境の農村で、農家の娘にTS転生したので、野菜畑と可愛い女の子達に囲まれ、悠々自適なスローライフと洒落込みます(๑≡д≡)y━・~~
第5話 〝金髪碧眼美幼女のタナファさん〟と〝のじゃロリエルフの村長ちゃん〟—— を、照らし続けていたわたしが、見たモノをありのままに伝えるぜ?『異世界て、やべぇところだな…』
第5話 〝金髪碧眼美幼女のタナファさん〟と〝のじゃロリエルフの村長ちゃん〟—— を、照らし続けていたわたしが、見たモノをありのままに伝えるぜ?『異世界て、やべぇところだな…』
*前の5話を新しく書き直しました。
前の5話の方が良かったと言う方もいるかもしれませんが、すみませんっ!こっちの方が面白いと、思うのでっ‼︎
呼吸のとまっていた赤ちゃんに、
『そんじゃ、この
「この赤子の事は妾一人に任せて、タナファは妾の家に戻っておるのじゃ」
「は?」
そう言って、家を指差す
真剣な目をした
「赤子の親は…妾一人で探しに行くのじゃ」
どうやら、何か変なスイッチが入ってしまったっているようだ。
「
「タナファ…」
しばし見つめ合う、オレと
とりあえず面白そうなので、オレは
「なぜ…?なぜなのっ⁉︎、
「………すまぬ」
〝スッ…〟
「…………あ、れぇ〜」
ら——
うん、避けられたね…。
ショックだ…。
と同時に、少しイラッと来た。
「タナファよ—— 」
〝シュバっ!〟
「って、あぶなっ‼︎」
「ねぇ…どうして避けるの?」
イラッと来たので、
更にイラッと来た。
「…………」
〝シュバっ!〟貫手。
「ほわあっ⁉︎」
「ねぇ、どうして避けるの?」
〝シュバァンッ!〟身体強化の魔術を使っての貫手。
「ちょっ⁉︎待つのじゃタナファっ‼︎」
同じく、身体強化の魔術で避ける
「ねぇ、なんで避けるの?避けちゃ、嫌だよ…」
ねぇ?ねぇ?ねぇ?なんで避けるの?オレ、悲しいよ…。
「待て、待つのじゃタナファっ‼︎流石に—— あぶっ‼︎妾でも、身体強化の魔術で強化された貫手など喰らえばーっ‼︎ ひ、一溜まりも無いのじゃあっ‼︎」
大丈夫、所詮は8歳の幼い幼女の拙い強化だから。
この程度—— 天下の『
『賢聖』、『剣聖』、『拳聖』の三人のうちの一人。
『
〝アビィゲルヘナ・ノジャロゥリ・ルーラルヘッド〟相手に、効くわけがないからっ‼︎
安心してっ!
オレの手に、掛かかれっ‼︎
オレは必死に避け続ける
「シッ…!」
〝シュッパァンっ‼︎〟
「あぶわぁっ⁉︎」
〝ぺしんっ!〟
音速のスピードで放った
だがコレも、
「あ…」
「タ、タナファっ⁉︎」
左の手が、ジンワリと痺れる。
「タナファっ!す、すまぬのじゃっ!流石にアレを喰らっては、妾の命が——」
〝スッパアン‼︎〟
「あぶわぁっ‼︎タ、タナファっ⁉︎」
「う…ううううっ……‼︎」
許さない…。
許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない—— ユルサナイィッ…‼︎
「タ、タナファ?タナファ⁉︎タナファーっ‼︎へぶうっ‼︎」
〝スッ—— パ、パ、パ、パァンッ‼︎〟
オレは振り子のように振った左腕を、鞭のようにしならせ。一息に四発のジャブを音速—— 否、音を置き去りにしたスピードで放った。
それを
「ちょっ、待っ、タナっ、へぶうっ‼︎」
オレはこれを好機と見て、更に追撃の
ガードの上から容赦なく叩き込む。
「ぐぶっ、ごふぅっ‼︎」
たたらを踏む
「カッハァ…ッ‼︎」
トドメに、
すぐに捕まえたい衝動に駆られるが…油断せず、構えを解かずにしばらく様子を見る。
足のつま先で突いてみて—— どうやら、
よし、オレの—— 愛の勝利だっ‼︎
「ぐすっ…
オレは、うつ伏せで潰されたヒキガエルように、ピクピクと手足を痙攣させて横たわる
「ぐぶぅ…っ!タ、タナファよ…。なんて、容赦のカケラもない…。妾、そんな苛烈なタナファもしゅ、
苦悶に歪む顔で、『はぁ?』と言いたくなるような事を告げる
確かに、だいぶ夜もとっぷりと更けて—— 大体、夜中の21時を過ぎたくらいだろうか?
とりあえず、天を仰いで『ギブッ!ギブなのじゃっ‼︎痛いぃーっ‼︎』と、地面をタップする
「タナファーっ‼︎よく、よく考えたらぁっ!常識的にぃ〜‼︎子供はもウオォ—— っ‼︎寝るぅ、時間ん〜っ!なのじゃ、アーーッ‼︎」
「あ、
常識はずれな存在の
頭でも打つけて、マトモになったとでも言うのかっ
「これでも妾はこの村の村長で、他の者共と比べれば、マトモな部類の大人なのじゃっ!タナファには言われたくないのじゃーーっ‼︎」
「
〝ぎち、ぎちぃ、みしぃ…っ‼︎〟
「アーーッ‼︎妾が、妾が、悪かったのじゃーっ‼︎ちょっ⁉︎この格好、
こら、
もちろん、パンツはしっかりと拝ませて貰った。
色気もへったくれも無い、お子様ご用達のパンツだったよ。ぐへへへっ…。
『アイキャッチ』~~ TS〝
お仕置きから
「フ、フッ…なぁに、赤子の親の一人や二人。妾一人でも、すぐに見つけて見せるのじゃっ‼︎」
と—— スカートを手でおさえ、足をガクブルさせながら、〝グッ!〟と親指を立てて言って見せる
その発言で、
気づいて、いないんだろうなぁ…。
なんて、残念な娘(御歳302ちゃい)…。
「タナファよ、家で良い子にぃ—— 寝ておるのじゃぞぉーーっ‼︎」
「
そのまま、ブンブンと手を振りながら走り去って行く
おい、ちゃんと前みて走らないと転んじゃうぞっ‼︎
「夜道は暗いから〜!足元に気を付けるんだぞぉ〜っ!あんま遅くなるようなら、あきらめて明日にするんだぞぉ〜っ‼︎」
心配なので、そう声をかけたが——
「わかったの、じゃっーー へぶうっ‼︎」
その直後に、
なんて、残念な…(以下略)。
あ、赤ちゃんの親はこの後、
おそらく、たまに神々の手違いで産まれてくる『神の落とし子』だろうって事で、後日、街の協会の孤児院に引き取られる事になった。
めでたし、めでたし。
~ sideわたし ~
〝フヨフヨ〟と宙に浮かんばされたまま。
わたしは、真下で繰り広げられている。二人の壮絶な〝乳繰り合い〟を、ガクブルと震えながら照らし続けていた。
ん?
なんでわたしが、二人を照らしているのかって?
それはわたしが、めっちゃ
冗談とか、比喩とか、ものの例え、とかでは無く。
その輝きは、月明かりの光り以上よっ!
まぁ、それはさておき。
ねぇ?のじゃロリエルフちゃん。村長ちゃんだったかな?
あなた、わたしを照明の代わりに使ってない?
めっちゃ
それとね、金髪碧眼美幼女さん。いえ、タナファさん。
恐ろしい娘…。
TS転生者みたいなんだけど…。
この娘、ハイライトの消えた目と、おっそろしいスピードのパンチで、村長ちゃんに殴りかかってんの…。
あれ…フリッカージャブってやつだよね?
デトロイトスタイルの…。前世はプロボクサーなのかな?
肘から先が見えないんだけど…。
音とか、後から遅れて聞こえてくるし…。
今、8歳くらいだよ…?
おかしく——
〝—— パァンッ‼︎〟
『—— へぶうっ‼︎』
て、 村長ちゃんの顔が爆ぜたぁーっ⁉︎
あ、いや、ちゃんとある。
て—— うおおおっ‼︎
タナファさん、村長ちゃんをタコ殴りっ‼︎
ヒッ⁉︎
アッパーで人が宙に浮い—— て、そのまま地面に叩き落としたーっ⁉︎
容赦ねぇーーっ‼︎‼︎
えっと…そ、村長ちゃんピクリとも動かないんだけど…。
あ、タナファさんがつま先で蹴って確かめてる。
本当に容赦ないな…。
あ、動いた。
ピクピクしてる…。
タナファさんが駆け寄って——ゴロンっ⁉︎
ちょっ⁉︎
もう少し優しくしてあげ—— 足4の字固めぇーっ。
えーーっ⁉︎
からの、恥ずかし固めええええっ‼︎
でも、〝謎の光で〟肝心なところはわたしには見えないいえっ‼︎⁉︎
なんでーーっ⁉︎
ねぇ、ちょっと‼︎
パンツは⁉︎
のじゃロリエルフな村長ちゃんの〝おパンツ〟はっ⁉︎
ねぇっ‼︎村長ちゃん、どんな〝おパンツ〟はいてるのおおおーーっ⁉︎
気になるんですけどおおおっ‼︎
あ—— ちなみに、わたしの親はこの後。村長ちゃんが、すっ転んで泣きベソかきながらも、必死に探してくれました。
見つから無かったけど。
おそらく、たまぁ〜に神々がやらかして産まれてくる。『神の落とし子』とかいうやつだろうって事で、わたしは後日、街の協会の孤児院に引き取られる事となりました。
いや、まじかよ…。
異世界て、やべぇところだなぁ…。
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