怪人○○
「あのさ、この前校外学習の事件の時、いろいろ
あったけど、みんなゆっくり休めた?」
「うん。彰も体調大丈夫?」
「うん。皆にも迷惑かけたね。」
「大丈夫。僕はかなり休めました。」
「私も。」
翔とさくらは体が丈夫だったためどうやら疲れはとれたのか取れてないのかわからなかった。
「昨日俺の家にこんなものが届いたんだ。」
そういって彰は一枚の手紙を見せた。
「何々、この前は君たちを誘拐して楽しかったよ。彰
君。君は本当に頭が良いようだね。君に挑戦だ。
下の暗号を解け。それでは検討を祈る。怪人○○」
「でその内容がこれだ。」
そこに書いてある暗号にはこう書いてあった。
「HFJFQXQFKLKLTOVLHTEXEDQXFPFQXHLQLEXKXF」
「意味が分からん。」
「でもこれを解くと何かわかるのか。」
「案外怪人○○もかまってほしいんじゃない。」
「それなら解いてあげるか。えーっと。でもこれ普通
に読んだら何を言っているか意味がわからない。」
「これもしかしてシーザー暗号かも。」
「シーザー暗号ってなに?」
「シーザー暗号は古代ローマの軍事的指導者ガイウ
ス・ユリウス・カエサルが使用したとされる暗号
だよ。」
「そんな暗号よく知っているね。」
「うん。ちょっと暗号をいろいろ調べたことがあって
ね。それを普通の英語に変えるとKIMITATINONOURYOKUHATAISITAKOTOHANAI
つまり君たちの能力は大したことはないって意味だと思うよ。これはパソコンでタイピングをするときに打つキーの順番だし」
「怪人○○め。宣戦布告だな。望むところだ。」
探偵部の事件簿 564219 @commnder
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