雨音はモノクローム
猫柳蝉丸
本編
雨が、降り始めましたね。
はい、そうです、あの日もこんな風にそぼそぼと雨が降っていました。
全身に纏わり付くみたいな忌々しい雨。
思い出すだけでおぞましさに身震いしてしまいそうなほどです。
考えてみれば、私はあの雨から逃れたくて村から出る決心をしたように思います。
雨宮村、それが十八年間、私が育てられた村の名前です。
村とは言え、その印象ほど田舎というわけでは無かったと思います。
電気は当然通じていますし、携帯電話の電波も僅かながら届いていました。高級そうな外車を乗り回している近所のお医者さんも居ましたしね。奥まった山中に位置こそすれ、陸の孤島と呼ぶほどのクローズドサークルではなかったというところでしょうか。一応、浅い川に囲まれてはいますけれども。
村の人達は明るい楽天家が多かったように思います。
顔を合わせれば笑顔で挨拶を交わしますし、お葬式がある時には村の人全員で見送りもしましたし、何か困った事があった時にはお互い様の精神で快く手助けしてくれました。ある意味、昔ながらの理想的な田舎と言えるのかもしれませんね。
けれど、私はそんな村の一員として一生を終えるのが嫌でした。
お話しししている通り村の人達は親切でしたし、特に疑問を持たなければ私も幸福なまま人生を終えられていたでしょう。幸い、村の中だけでも就職先に困らないほど財源も潤沢なようでした。
それでも、私は雨宮村から出たかったのです。
十歳の頃には婚約者が決められていたという事もあるにはあります。
はい、雨宮村の村人達は遅くとも小学校を卒業するまでには婚約者が決められるんです。
集団の団結力を維持するには、身近な結び付きを更に深める事が不可欠ですから。
俊介さん……、私の婚約者に不満があったわけではありません。
五歳年上でしたが物腰が柔らかく、私の我儘にも笑顔で付き合ってくれる人でした。
背も高く、整った顔立ちをしていて、理知的で、村の行事でも中心的な存在として働く、本当に非の付けようもない俊介さん……。
ですが、私はその俊介さんと二人で家庭を築くという未来が想像出来なかった、いいえ、想像したくなかったのです。あんなにも優しい人だと言うのに、あんなにも非の付けどころの無い人だと言うのに。
幼くして将来が決まってしまった事への子供染みた反抗心もあったのかもしれません。
とにかく、俊介さんと家庭を持つ事に、本能的な嫌悪感が私にはありました。
その本当の理由が分かるのは、つい最近になってからの事でした。
俊介さんは、本当は……、いいえ、まずは私のもう一つの雨宮村への不信感からお話しする事にしましょう。その方があの村に嫌悪感を抱かずにはいられない私の気持ちをよく分かって頂けると思いますから。
雨宮村にはね、出るんですよ。
いいえ、幽霊ではありません。猟奇的な殺人鬼でもありません。
むしろその両者であってくれれば、まだ救いがあったと言えるかもしれません。
雨宮に出るのは、得体の知れない生物なんですよ。俗な言い方をすれば未確認生物でしょうか。とにかく、そんな得体の知れない生物が村のあちこちに潜んでいて、目撃されているんです。特にこんな薄暗くそぼそぼ降る雨の日に。
体長は二メートル前後、緑色の肌をしていて猫背で二足歩行、雨の日、特に川岸で目撃されていて、稀に畑を荒らす事もあるようです。
何か、連想しませんか?
そう、河童です。大同小異ではありますが、妖怪の河童の特徴によく似ていますよね。
少なくとも雨宮村の人間はその得体の知れない生物を河童と呼んでいました。
子供の頃などは河童探しと称して軽い冒険をしていたものです。
実はね、私、河童と至近距離で目が合った事があるんですよ。
三年前、突然のにわか雨に降られて大きな木の下で雨宿りをしている時の事でした。
不意に背後に気配を感じたかと思うと、大きな手の平に肩を掴まれていたんです。
私と同じに誰かが雨宿りを始めたのかと連想する時間すらありませんでした。
声すらも出せなかった気がします。
それほどまでに私の肩を掴んでいる河童の存在感は圧倒的でした。
体長はやはり私より頭二つ大きく、緑色の肌は意外に乾燥しているように思えました。くちばしは無く、皿も無く、体毛も存在していない。その意味では私達の知っている河童とはかなり違っていたのかもしれません。とにかく便宜的に河童と呼び続けますが、その河童はひたすら私の瞳を見つめ続けていました。
何を考えているのかいないのか全く想像すら出来ない濁った瞳で……。
どれくらい時間が経ったのかは正確には分かりません。ひょっとしたら一分と経ってはいなかったのかもしれません。それでも私には一時間以上に感じられる長い長い時間、私と河童はそうしていました。
終わりの時間は呆気無く来ました。河童が立ち去ったのです。意図も分からないまま。
去っていく姿を見届ける事も出来ませんでした。
私はただその場に座り込んで、高鳴る動悸を抑える事しか出来ませんでした。
その日が私の決意を決定的にさせたのだと思います。
雨宮村から出る決意を。
その日以来、私は雨宮村から脱け出す準備を始めました。
何はともあれ資金が必要です。脱け出すのは簡単ですが、脱け出した後の生活がどうなるかは分かりませんから。家族は頼りになりません。私が河童の話をしても苦笑するどころか河童はこの村の守り神だから心配する必要は無いなんて頓珍漢な事を言い出す始末でしたし、それよりも俊介さんと私が結婚する日取りを気にしてばかりで全く話が噛み合いませんでした。一番近い家族がそうである以上、同級生も、俊介さんも当てになりませんでした。頼りに出来るのは自分だけ。
だから、私はアルバイトを始めたんです。村で出来るアルバイトなんて高が知れています。それどころか高校卒業と共に俊介さんに嫁ぐのが既定路線となっている私に、アルバイトを用意してくれる店すらも無いかもしれないくらいでした。そんな私に出来るアルバイトなんて一つでした。
そう、売春ですね。
別に恥じるつもりはありません。私の決断に間違いは無かったと考えています。
川に囲まれた雨宮村に架かる唯一の橋を渡って観光か行商に訪れる僅かな人々。
私は彼等に身体を売って、雨宮村から脱出する資金を貯め始めたのです。
橋の向こうで生きていくために。河童から逃れて生きていくために。
資金自体は思った以上に簡単に集まりました。女子高生と言う肉体には私の想像以上の価値があったんでしょうね。ひょっとすると一般的な小金持ち以上の資金が私の手元には集まっていたのです。後は引っ越し先と潜伏先を考えるだけでしたけれど、一つの問題が起こってしまいました。
体調不良だと思おうとしていたのですが、目を逸らし続ける事も出来ませんでした。
生理が来なくなったのです。もっと単純に言うと妊娠してしまったというわけですね。考えてみれば当然の帰結ではありました。週一で誰とも知れぬ男達に身体を売っていたのですから、いつかはこうなるのなんて分かり切っていた事でした。
それが分かっていても、私は雨宮村から逃げ出したかったのです。
河童からも、俊介さんからも、この全身を覆う嫌悪感からも。
私は計画を早めざるを得ませんでした。
蛇の道は蛇と言うんでしょうね、私が身体を売った男の中には堕胎専門の闇医者を知っている人が居て、その男の紹介で私は誰とも知れぬ男の子供を堕胎すると同時に雨宮村から脱け出す事を決めたのです。闇医者を村まで呼ぶのは不可能ではありませんでしたが、堕胎した後の体調不良までは隠せるものではありません。それならばいっそこれを期に村を出てしまう方が手間も省けるというものですから。
準備を終えた私は、深夜、両親が寝静まるのを待って雨宮村に架かる唯一の橋まで向かいました。雨宮村の外では闇医者を紹介してくれる予定の男が車で待ってくれているはずでした。本当は村まで迎えに来てもらった方が楽なのですが、目立つ事は避けたかったのです。深夜に車が走っていると目立つくらいには雨宮村は田舎なのですから。
そう、その日こそ、今と同じく雨がそぼ降っていたあの日なのです。
そうして橋まで辿り着いた私の前に、一つの人影が立ちはだかりました。
予感はあったのかもしれません。
だから私は驚きませんでした。
私は落ち着いた心持ちで彼を無視して橋を通り過ぎようとしました。
けれど当然と言うべきか、私の腕は彼に掴まれてしまいました。
いつ何処でそれを知ったのか、私を待ち伏せて私の腕を掴んだのは俊介さんでした。
「それ以上はいけない、智子ちゃん」
「離してよ、俊介さん」
「いいや、離せない。今までは見逃してきたけれど、これ以上は駄目だよ、智子ちゃん」
「知っていたの……?」
「ああ、知っていたよ。智子ちゃんがこの村を嫌っている事、僕を好いてはいない事、この村から逃げ出したいと思っている事、その為に外の男達にその身を自由にさせていた事、何もかも知っているんだ、僕は。僕は今までそれを見ないふりをしてきた。智子ちゃんの気持ちが分かるから。智子ちゃんが苦しんでいる事は知っているから。それでも、これ以上は見逃せない。智子ちゃんの為にも、村の為にも」
「村の為……? 結局、村の為なの? こんな村の為の……?」
「智子ちゃんは、そんなにもこの村が嫌いなのかい?」
「ええ、嫌いよ。勝手に婚約者を決められて、閉鎖的で、それでいて村の皆が優しくて、何だかずっと憐れみ続けられているみたい。馬鹿にされ続けているみたい。こんな村、好きになれるはずがないじゃない!」
「分かってる……、分かってるよ、智子ちゃん。僕だってこの村を好きになれない。だけど、しょうがない事なんだ。村の人達は、僕達は、そうして生きていくしかないんだ。そうとしか出来ないんだよ、だから……」
「何を……、何を知っているの、俊介さん。ひょっとしてあの河童の事も……」
「河童……? ああ、そうか、君には彼等がそう見えているんだね……」
瞬間、俊介さんが初めて見る苦笑を浮かべました。この人にこんな顔が出来るんだと思わせるような、人間味のある苦笑い。その表情に私は動揺を隠せませんでした。
「河童とは言い得て妙だね……、緑色の肌、雨を好む性質、確かにそう見えなくもない」
「俊介さんは河童の何を知っているの……?」
「いいよ。教えるよ、智子ちゃん。こうなってしまった以上、真実を知らなければ智子ちゃんも納得出来ないと思うしね。僕はその為にずっと君の様子を窺ってたんだ。だから、教えてあげる、この村の真実を。とは言っても、僕も最近知ったばかりなんだけどね。智子ちゃんの事をお祖父ちゃんに相談した時に、全て教えてもらったんだ」
「いいよ、教えてよ、俊介さん。それで私を納得させられるのなら……」
「まず彼等は河童じゃない。河童に似ているところは多いけれどね。彼等は彼等を知っている人達からは『みどりご』と呼ばれている。嬰児と緑の子のダブルミーニングだと言われているけれど、正確なところは分からない。それくらい昔から彼等はこの村に存在しているんだよ」
「『みどりご』……」
「彼等もまた村人なんだ。僕達とはあり方が少し違っただけの村人。雨宮村以外では珍しい存在だから、普段は隠れて住んでもらっているんだ。ただ、雨の日だけはつい住んでいる洞窟の中から出てしまうらしいけれどね」
「村の人達は『みどりご』の存在を知っているって言うの……?」
「ああ、知っているよ。知っているだけじゃない。管理もしている。彼等には申し訳ないけれど、騒ぎにならないためにはどうしようもない事だから。幸い、言葉が通じないながらも彼等はそれを分かってくれている」
「何なの、あの人達は……、村人ってもしかして……」
「そう、そうだね……、彼等は僕達の家族なんだ。姿形が少し違っているだけの」
「分かった……、それでこの村では早く婚約者なんて決めているのね……」
「鋭いじゃないか、智子ちゃん」
「『みどりご』の存在を知ってから彼等の事ばかり考えていたんだもの。それくらいの想像は出来るわ。村の人達が村人として、家族として彼等を管理している。そして、同じく村に住んでいる私達は婚約者を早々に決められる。これで出る答えなんて一つじゃない。彼等もまた誰かの子供としてこの村に産まれて来たって事。つまり、遺伝子疾患……?」
「そう、その通りだよ、智子ちゃん。彼等は遺伝子の掛け合わせの異常によってこの村に存在する事になってしまった存在なんだ。ホメオボックスって知ってるかい? 遺伝子の中にあるこれまでの進化の設計図みたいなものの事さ。『みどりご』はホメオボックスの中から哺乳類より両生類の特性が強く出た人達なんだよ。この村ではそのホメオボックスの異常が発生しやすい。だから、早々に婚約者が決められるんだ」
「そんなの、この狭い村の近過ぎる血縁で結婚を繰り返してるからじゃない……。だから、私はこんな村……」
「えっ?」
「えっ……?」
「そうか、智子ちゃんはそう考えたんだね。確かにそう考える方が自然だよね」
「違う……って言うの?」
「逆なんだ、智子ちゃん」
「逆……?」
呟きながら私は自分の鼓動がどんどん早まるのを感じました。
俊介さんの言葉から想像出来る事はありました。けれど、そうだとしたら……。
それなら私が俊介さんと結婚したくなかった本当の理由が分かる。ああ、でも……。
「雨宮村の人達はね、近親者の交配でしか『みどりご』じゃない子供が産まれないんだ」
「そんな……そんな事……」
「よく考えてみて、智子ちゃん。近過ぎる血縁者での交配が危険なら婚約者を決めてしまう必要なんてほとんど無いじゃないか。外部の人達にどんどん入ってきてもらえばいいだけさ。それが出来ないから雨宮村では早くに婚約者を決めるんだ。違う家で育てている血縁者同士のね」
「それじゃ……私と俊介さんは……」
「兄妹って事になるね。僕だけじゃない。僕達の両親もだよ。ちなみに僕と住んでいる方の両親が里親で、智子ちゃんが一緒に住んでいる両親が僕達の本当の両親なんだけどね。将来、近親者での婚姻に抵抗が出ないように、この村では異性のきょうだいは別々の家庭で育てられるように決められているってわけさ。結婚した二人が血縁者だって事は二人に子供が産まれた後で知らされる。僕と智子ちゃんだけが例外中の例外ってわけさ。妊娠して外で堕胎までしようとしている智子ちゃんを止めるには、先に知らせておいた方がいいってお祖父ちゃんの判断さ」
「だとしたら、私の中で育っている赤ちゃんは……」
「まず間違いなく『みどりご』だよ。智子ちゃんが身体を売ったのが僕達の生き別れの兄弟なら別だけれど、まず間違いなくそんな事は有り得ないからね。だから、外の町で堕胎されるのは困るんだ。外に『みどりご』の存在が知られてしまうからね」
「どうして……どうしてそんな事に……?」
「分からない。長く研究は続けられているけれど、まだ分からないらしい。でもね、少しずつ分かってきたらしいよ。遺伝子の中にはドライバー遺伝子というものがあるんだ。細胞の癌化に関わる変異的な遺伝子の事らしい。僕達の一族は血縁の者以外と交配してしまった場合、そのドライバー遺伝子が強く活動してしまう人類になってしまったんだ。どうしてそうなってしまったのかは分からない。そういう呪いなのかもしれない。けれど、そうである以上、僕達はそれに適応して生きていくしかない」
俊介さんの言葉に、私は自分が女である事が恐ろしくなり始めました。
新たな生命を胎内で育てられる生命である女性。それは誇らしい事であるはずです。
けれど、その新たな生命が得体の知れない生物だとしたら。
それではまるで、怪物のたまごを温めているようなものではないでしょうか。
しかも、私が人類の赤ちゃんを産むには兄である俊介さんと交わるしかなくて……。
いいえ、或いはお父さんと……?
吐き気がするのを感じました。それがつわりの様にも思えて余計に気持ち悪くて……。
「俊介さんは、それでいいの……?」
気が付けば、絞り出す様に私は訊ねてしまっていました。
俊介さんはまるで『みどりご』の様に無表情に応じてくれました。
「いいも悪いも無いよ、智子ちゃん。そうするしかないからそうするだけだよ、僕達は」
「私、妹なんだよ……?」
「僕だって気持ち悪いさ。それでも、僕だって『みどりご』以外の子供が欲しいからね。それくらいは目を瞑るしかないんじゃないかな。だから、雨宮村の外に出るのは諦めてくれないか、智子ちゃん。『みどりご』はね、闇医者なんかじゃ堕胎出来ないんだ。圧倒的な生命力があるからね、妊娠三ヶ月でも胎内で抵抗するんだよ。母胎が危険になってしまうくらいにね。だから、堕胎は諦めてくれ、智子ちゃん。産まれた後は彼等の住む洞窟に世話を任しに行くから、それまでは『みどりご』を妊娠していてほしい。その後で僕達の本当の子供を作ろう」
俊介さんの無表情を見つめながら、私は橋の上に膝を着きました。
私はどうしてこんな生物に産まれて来てしまったのだろう。
逃れられない運命を前に、何をしようとしていたのだろう……。
そう思いながらただそぼ降る雨に打たれ、世界から色が失われるのを感じました。
●
これで、私の話は終わりです。
嘘だと思いますか?
それならそれで構いません。来月、お腹の子が産まれれば全て分かる事ですから。
私、俊介さんの言葉はただ私に堕胎させたくない為の嘘だったんじゃないかとも思うんですよ。俊介さんは優しい人ですから、そういう突飛な嘘を吐く可能性だって無くはありませんから。
どちらにしろ、来月には全てがはっきりすると思います。
私の世界が色を取り戻すのか、このまま色を失ったままなのか。
そうそう、そういえば昨日、『みどりご』の誰かが私の病室を覗き込んでいたんですよ。
何も言わず、木陰でただじっと。わざわざ雨宮村から訪れてくれたのでしょうか。
前に私の肩を掴んだ『みどりご』だったのかどうかは分かりません。ひょっとしたらあの『みどりご』は私の血縁に近い誰かの『みどりご』なのかもしれませんね。もし産まれて来る子供が『みどりご』であったなら、あの人に託すのも悪くない気がしています。きっと、優しい『みどりご』のはずですから……。
それでは、今日はお話を聞いてくれて、ありがとうございました。
また明日までお元気で、先生。
――雨宮村木村産婦人科、東雲智子氏の病室での回診にて
雨音はモノクローム 猫柳蝉丸 @necosemimaru
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