なんでも2017072122

認められたかっただとか、仲間に入れてほしかったとか、

いまさら、そんな泣きごと言ってもどうしようもないのだけれど。



(たとえ死んでしまったとしたって、)

なだらかな感傷が、そこに、あるだけだ。



お互い相対化することのつらさ


だいじだからこそ絶対で、でもだからこそ絶対視というか、絶対化をなしてきたのだろう。

ゆいいつで。いるだけでよくて。いるだけで救済だから。それでいいってたぶんずっと思ってきたけど。

それが思い込みだった……などと言い切るのはさすがにつらいが。

でも、そう、そうなんだよね。違和感といえば違和感だった。


お互い、人間なのだ。


相対化の可能な人間なのだ。

相手「だから」それは別問題、と。

私もだけど、向こうもたぶん、すごくそう思ってきたのだろう。

……向こうはあるいはとってもそうだったのかもしれないけれど。それはそれこそ正の方向すぎるバイアスを取っ払って考えれば、私の主観的感覚はどうあれ、そうなるのは、道理だし自明でもあったのだ。


そうか。そうか。

ただ、愛するだけでなく、まことにともに生きたいのであれば、

……相手を相対的に見ることもときには必要なのか。


ああ。

だとしたら。


愛は、なんと過酷なんだろう。


そして、なんと大きいのだろう。……なんとね。かくも。

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