7日目 嵐の予感①

 それ以降、ルカと顔を合わせるのが気まずくて、クラス発表に熱心に取り組んだ。謝ってまた彼の逆鱗に触れるのが怖かった。総文祭の話し合いも文化祭が終わるまで延期してもらった。もう何日も三人の顔を見ていない。そんな日が続き、とうとう文化祭前日になった。


【明日、告白しようと思う。それで、一人だと心細いからさやかに一緒にいて欲しいんだけどいつなら大丈夫?】


 ドクンッと全身に衝撃が走った。震える指では正しく文字を打つことすら難しかった。私は自分の中の精一杯のを総動員して


【いつでも大丈夫だよ!明日は何も分担とかないし。頑張って!】


 と返信した。“応援してる”とは言えなかった。


 先程の衝撃が身体から抜けなかった。その日は頭からそのことが離れなくて集中できなかったから早めに布団に潜った。

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