第41話 見すぎ淳
私は美容系の会社に勤めています。まだ、社歴は浅いです。「今から大きくなるぞ」っている会社です。現在、日本の美容関係の器械は山ほどありが、上位は約5社が1軍という感じで決まっています。その5社は知名度もあり、営業をしなくて売れていきます。トヨタのハイエース、ヴェルファイアみたいな感じです。お客様の方から話が来ます。そんな中で私の会社は、なんとか上位に入りたく営業を仕掛けています。上位5社は、歴史もあり症例写真も充実しており、その写真だけでもネット上にあふれています。ですが、弊社はまだ少ししかありません。その症例を増やすべく、私たち社員が実際に器機を使用して症例を増やすことにしました。とりあえず、あの営業マンの顔に使用してみることになりました。よく見ると毛穴が目立つとのことですのです。まずは拡大写真を撮り、器機を使用することになりました、使用後は赤くなり反応が出ます。心配するくらい真っ赤になります。ほんとに綺麗になるのかも心配になります。使用終了後、営業マンは鏡をずっと眺めています。それはしょうがないです。当日はそのまま帰社の時間まで何度も見ていました。
翌週の月曜日、まだちょくちょく鏡を見ています、私は思いました、もうこれは自分がすきなんだと。反応を見ているのではない、自分は好きなんだ。自分大好き人間なんだ。そう思い私は観察するようにしています。
ちなみに私は、へそ毛(ギャランドゥというやつです)を脱毛しました。現在は、経過観察中です。
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