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×××さんと喫茶店で話して、ご飯食べて、また話して、帰ってきた。
ただいま夜10時30分。ベッドの中。
今日という日は、かなり印象に残る日になるのではないだろうか。
「××××××××××?」と言われた。
すごい台詞だ。(ほんとうに、すごい台詞だ)
正直、まだぽわぽわしている。
嬉しさは、大きい。でも、それと、勇気のなさと、他の人への申し訳なさと(ていうか、Sだな)、ある種のもったいなさ。
胸がいっぱいすぎる。
××さんはきっと、私の狂気を理解してくれる数少ない人だ。
そう思うと、いとしさにも似た気もちが沸きあがってくる。
「殺意と狂気」の目をしていたらしい、あの台詞を言われた後。
それはきっと、私の本質だ。
ノーは、言いたくない。もっともっと、私を掘り下げてほしい。
でも、イエスともまだ言い切れない。
行く勇気がない。
いつかこのときがくるとは、わかっていたのだけれども。
でも、嬉しい。
心がむずむずと幸せだ。
宇宙にとり残された感じもしていた。
でも見つけてくれた。
でも、わからない。
イエスと言ったら、どこへ行くのか。
いったいどこに向かうのか?
私は勇気のあるほうだと思っていた。
これが、とっても勇気を要するというそれだけか?
「××××××××」と、×××さんは繰り返していた。
幸せすぎてせつなすぎていとおしすぎて、つらい。
私の気もちは? 一体どうなの?
私はどう思っているの?
でももっと、もっともっと理解してもらいたいのはほんとう。
それは、ほんとう。
私の狂気を。
狂った私に。狂った私だから。
理解して、もらいたい。
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