言霊思想に基づいて。

若者のあいだに、気軽な感じで飛びかう言葉があります。

それは「死ね」という言葉。(ああ、本当は書きたくもない!)

本当にちょっとしたことで、この言葉は使われます。

例えば教師に対して苛ついたとき。些細な悪口を言うとき。仲の良い子とじゃれあうとき。


「死ね」という言葉は、もはや「ウザい」と同義語くらいにしか使われません。

いかに死がバーチャルなものになっているかを如実にあらわしていると思います。

死を何か遠いものだと考えているからそういうことが言えるのでしょうか。


「死ね」と言って翌日、本当に相手が(たとえ偶然だとしても)死んでしまったら、いったいどうするのだろうか。


もし大切な人をうしなったら、「死ね」と人に言い続けることができるだろうか。


死はそんな、冗談でつかうほどに軽い存在じゃないです。



「死ね」とか「死にたい」とか軽々しく口にするもんじゃないと思います。

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