第2話

「ライト様って、あの!」

すると、馬車の扉が凄い勢いで開いた。

そして、中からライトと同じくらいの少女が出てきた。

「あっ、エリーゼ様!」

兵士達は、ささっとエリーゼという少女の隣に立ってライトの方向を見た。

「でー、あなたは?」

「私はエリーゼ・ベルニストです」

「ん?、ベルニスト!?」

「はい、ライト様と同じドラゴンライダーのアルフレッド・ベルニストの娘です」

「えええぇぇぇーーー!!!!」

そして、驚いているライトを見たエリーゼはライトの表情を見てニコッと笑った。

「えっ!?、アルフレッドのやつ貴族になったの!」

「はい!、父様はいま子爵になりました!」「そうなんだー!」

エリーゼとライトは、仲良く話しをしていた。

それを見た兵士は、なぜかうれしそうに見ていた。

「すみません、ライト様」

「はい?」

「エリーゼ様の護衛を一緒に頼んでもよろしいですか?」

「うーん、どうする、レクト?」

「いいんじゃないですか、主よ」

「よし、わかった護衛するよ」

「ありがとうございます」

そして、ライトはボロボロになった馬車を見て兵士達とエリーゼに「レクトに乗る?」と聞いた。

すると、兵士とエリーゼは「いいのですか!」と興味深々になりながら言った。

「別にいいよ」

「ありがとうございます!」

そして、ライトはエリーゼと兵士達をレクトの背中に乗せて空に飛んだ。




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