第2話 盗賊に囲まれたので戦います
【キャン視点】
アルキメ様によって異世界に飛ばされた俺は、薄暗い森の奥で意識を失っていた。
最近の労働による疲れでなかなか覚醒出来なかったが、勢いをつけて起き上がる。
出勤したくない時にベッドから起き上がる際は勢いが大事なのだ。
厨二臭くて格好良かった死神服は、消えてチノパンとTシャツ姿になっていた。
「あんな姿で外を出歩いてたら恥ずかしいだけだしな」
俺は死神だ!っとあの格好で言ってたら頭のおかしい人ですよ。
きっと儀式の時は、正装が必要ようだったから一瞬だけ着せたのだろう。
「そんな事より現状把握だ……ステータスとか見えないかな〜」
そう言って念じてみると
名:喜屋武
性別:男
年齢:32
職種:上級死神職
ランク:1
という簡単な表示だけが目の前に現れた。
もう少し詳しい項目は……
所有物:男性用パンツ、チノパン、Tシャツ、靴下……
所有物の欄をスライドさせて見ていくと
所有物:男性用パンツ…………
ちゃんと所有物の欄にクリスの名前が載っていて大興奮。
あの見て呉れだけは、美少女のクリスを自分の
本当に見て呉れは良いんだけど、中身が馬鹿だからな。
「それにしても、一緒に飛ばされたクリスはどこに行った?お〜い、ご主人様はここだぞ!」
シーン……
「しょうがない、探すとしよう」
俺は、バカな性奴隷のために森の中を彷徨う様に探し始めた。
もし、着地位置が俺から遠かったらどうしようか。
近くの街ならきっと捜索願いを出せば見つかりそうだが、国を超えたら知らんぞ。
そして、数十分ほど歩いたら焚き火が見えてきた。
そこには、荒々しく野蛮そうな男達が酒や肉を飲食している様子。
「今日は、奴隷商の馬車を襲えたのはラッキーだったな」
輪の中心的なリーダーっぽい奴が上機嫌に話す。
「それに、仲間も増えたしな!」
「ありがとうよ、俺たちを仲間に入れてくれて……もう、労働奴隷として生きていくしかなかったのに」「そうだ、ありがとう!」「お前は俺たちの英雄だ!」
元奴隷だった男たち数人がリーダーに賞賛を送る。
ああいう気前の良い盗賊は格好良いな。
「良いって事よ……ほら、お前達も新入りに料理を食わせてやれ」
リーダーの一言で盗賊達の宴が盛り上がりを見せた。
酒を飲み、味の濃い肉料理ばかり食べると別の欲求も溜まってくる。
「リーダー!もうあの奴隷達とやらせてくださいよ!」
一人の下っ端が指差す先には、大きな檻に監禁された数人の女達がいた。
おそらく奴隷商の商品だった奴隷達だろう。
男奴隷達と違って、顔は怯えて身を寄せ合っていた。
その姿が、盗賊達の性欲を煽る。
男奴隷は仲間に、女奴隷は慰み者に……おそらく、中世ヨーロッパの様なこの世界に似合った状況だな。
人権などは、どこにも無い時代だ。
あそこまで気前が良いと俺も仲間に加えて貰えないかな。
そしたら、集団お楽しみ会の仲間に入れて貰えそう。
そう思い、身を乗り出そうと思った時、
「リーダー!逃げた奴隷を捕まえてきましたよ」
「おお、ご苦労!」
下っ端が連れてきた白髪の奴隷は、どこか見たことがある。
「離してください!私はアルキメ様の第一の使徒ですよ!」
嗚呼、うちのポンコツ性奴隷のクリスだ。
「たく…あの奴隷商の馬車にいた一番値が高そうな奴隷なのに…一番最初に逃げ出しやがって」
「私は、奴隷じゃないですよ!道に迷ってたら途中で拾って貰っただけなんです!」
クリスの話はきっと本当なのだろうが、今の格好でそれは信憑性にかける。
俺と違って、クリスの服装は奴隷服に大きな首輪のままだもん。
それで奴隷じゃなかったら、崇高な趣味の変態にしかありえない。
外で見つかっただけで、社会的にアウトだ。
そんなクリスの主張を無視してリーダーは、
「俺は、こんなガキ興味ないからお前らで楽しんどけ」
「誰がガキですか!私は立派な大人…って服を脱がさないでください!やめてください」
クリスが男達に囲まれて着ていた防御力ゼロの奴隷服を一瞬で脱がされ、全裸にされる。
「っく、アルキメ様の使徒である私を穢そうなど……この暗黒魔法で消しとばしてやる!」
「なに!お前ら離れろ!」
リーダーの一言で男達はクリスから距離をとる。
全裸で大事な所が隠れていない状態のクリスは詠唱をはじめ、足元には禍々しい紫色の魔法陣が現れる。
そして、
「その重みで全てを焼き尽くせ!
イービル・ファイヤー!!」
クリスが叫び、そこにいた俺を含め全員が両手を盾にして身構える。
こんな
きっと、人間では到達できない強力な暗黒魔法が放たれ……放たれる?
ボッ!
そんなショボい紫色の炎が出て終わった。
皆んなが静まりかえる。
クリスも静まりかえる。
こんな静寂で第一声は恥ずかしいな。
そんな空気も読まずに
「なんで!魔法が弱体化しているんですか!なんで!なんで!」
ああ、このおバカさん。自分から弱体化したって言ったらダメでしょうが!
それを聞いた盗賊は!
「ギャハハハハハハ!なんだこの女、口だけかよ!」「格好つけて叫んだくせに、そこの焚き火より弱い火力だぜ!」「あの偉大な神アルキメの使徒だって、そんな使徒様が全裸で……ぷぷぷ」
盗賊達の罵倒やバカにする言葉がクリスの心を刺していく。
恥ずかしさで顔が真っ赤だ。真っ白な肌にせいで目立つ。
「そんな弱っちいから奴隷に落とされたんじゃないか?」
「そんな事はありません!私は…私は…」
うん、君は業務上の過失で死神を
そこは、俺の内心で修正しといてあげ……ブフゥ!
心の中で爆笑してしまった。
俺を殺そうとして失敗して、性奴隷に落ちた挙句、盗賊達の慰み者とか…面白くて堪らない。
「さぁ、余興も終わった事だし使徒様を慰めてやれ!」
リーダーの言葉で動きだす下っ端達。
「おっしゃ!滾ってきた!」「他の奴隷も檻から出して良いですかね?」「まずは、こいつを見せしめにする為に皆んなで回そう!」
ようやく、お楽しみ会が開催できるとあって盗賊達は裸になり、股間がエキサイト状態だった。
一瞬で囲まれるクリスは、周りのソーセージ達に恐怖して涙を零して肩を震わせる。
徐々に近づくソーセージ達……クリスは助けてを求めて周囲を確認する。
いいね……少女が男達に弄ばれる事を想像して絶望する顔。
せっかく手に入れた性奴隷だけど、男達のお楽しい会を邪魔するのもなーっと考え観察していると
「あ!キャンさん!助けてください!」
木の陰に隠れていた俺と目があってしまった。
あれだけ嫌がっていた男の顔を見た瞬間の希望に満ちた笑みよ。
そのせいで盗賊達に見つかってしまったではないか。
「そこのお前、出てこい!」
盗賊のリーダーのお願いを断る訳にはいかず出る。
「うん?なんだお前もあの奴隷商に捕まった奴隷か?」
「いえ、違いますよ!」
くそ、誰が奴隷顔だ!
前の世界では奴隷みたいに働いてたけど!
「何もしないんで見逃してください!」
「なら、さっさと去れ!」
盗賊のリーダーは大きな剣の剣先を俺に向ける。
ああ怖い!こんな性奴隷置いて逃げるとするか。
「キャンさん!逃げないでください!助けてくださいよ」
「嫌です〜、元ブラック企業のトラックドライバーでは、助けられません!」
こんな奴に構っていたら命が何個あっても足りない。
ここは、逃げ……
「きっと、死神職の貴方なら魔法が使える筈です!」
え?マジで…なら、試しに使ってみるか。
俺は盗賊達に向きなおる。
「なんだ、やっぱりやる気か?」
「気が変わったんでな!」
「なら…新人、こいつを殺してみろ」
「わかりやした、リーダー!」
俺の宣戦によって元奴隷の下っ端の一人が戦闘態勢に入る。
手にはナイフが握られ、俺の心臓に剣先が向けられる。
俺は、落ち着いて魔法項目欄をチェックする。
使えそうな魔法はっと…
使用可能魔法
暗黒魔法:初級
暗黒魔法:中級
召喚魔法:上級
今はこの三つだけであるが、死神らしいラインナップで興奮してきた。
恐らく、経験を積めば魔法強化と追加があるはずだ。
さてどれを選ぶか……
「何もしないなら、こっちから行くぜ!」
「ちょっと待って、まだ選んで…」
「うるせえ!殺し合いの中でボーっとしてんじゃねえよ!」
正論すぎて言い返せません!
仕方ない、イービル・ファイヤーを使ってみるか。
下っ端の攻撃を避けて、手を出して魔法をイメージすると、目に前に紫色の靄が出てきた。
それに向けて魔法を唱える!
「
先程のクリスのヘマを見て慢心した下っ端の前に巨大な黒い炎球が現れ
ズッドーン!
周囲を焼け野原に変えてしまった。
直撃を受けた下っ端の死骸が転がる。
「そんな!こんな強力な魔法を詠唱なしで!」
盗賊のリーダーの言葉でざわつく。
その顔は、焦りが見られた。
「クソ!俺たちも男だ!死ぬ気で戦うぞ!」
「「「おおおおおお!」」」
逆に、盗賊達の士気を高めてしかった!
「どうしよう!こんな多数に相手出来ないよ!」
俺は一生懸命走って。
逃げまくった。
ブラック企業に勤めてて、逃げる事を諦めた俺だが、逃げ足だけは早い!
クリスを回収してトンズラしようと思ったら
「キャンさん、貴方の仕事は死神ですよ!」
「は?何言ってんだ!こんな状況で仕事が出来るか!」
「貴方は悪しき魂を回収するのが仕事です。目の前にたくさんいるでしょうが!」
確かに……こいつらが悪しき魂か。
あの優秀な神のアルキメ様が意味もなく放置する訳ないよな。
クリスを脇に抱え逃げるが、
「へへへ、もう逃げられないぜ!」
退路も絶たれ、囲まれてしまった。
どうするか…
同じ魔法が何回使用できるか気になったので、ステータスウィンドウを漁ると
HP:1300
MP:600
使用歴:MPを
まずい、イービル・ファイヤーって後一発が限度だ。
この人数を一回で倒さなければならない。
横には震えるクリス。
武器になるのは一発の魔法。
一瞬、クリスを渡して逃げるという事も考えたが……
「クリス、ここで助かったら俺に付いてきてくれるか?」
「え?それはどいう…」
「簡単な話だ……俺が死神を代わりにやってやるから、お前は俺のパートナーになってくれ」
最初からその関係であるが、再度確認。
そして、再度パートナー申請を行う。
「俺は、一人じゃ生きられない馬鹿な男だ。だから、隣にいてほしい」
だって、こんななんでも有りの世界で1人は嫌だよ!
寂しくて死んじゃう!
「それって……わかりました。この状況をなんとかしましょう!」
怯えていた表情がいつものアホヅラに戻った。
俺は臆病だ。
一人で逃げる事も出来ないでいる。
だから、誰か隣にいて欲しい。
「どうしたら良い?」
「さっきのイービル・ファイヤーを薄く伸ばしてください」
「そんな、ピザを作るわけじゃないんだから!」
「良いから早く!」
俺は渋々、イービル・ファイヤーを薄く伸ばす感覚で想像する。
「もう待ったなしだ!殺れ!野郎どもぉぉぉ!」
盗賊達が一斉に押し寄せてくる。
魔法初心者の俺は不安で足を震わせていたが、また周囲に紫の霧が見えたとき、思いっきり
「イービル・ファイヤー!!!!」
そう叫んでいた。
さっきよりも広範囲に伸びたイービル・ファイヤーが盗賊達にぶつかる。
盗賊達のに薄く付着する紫の火。
それを払いのけようとするが離れない。
「なんだ、さっきと違ってまとわり……熱い!熱いぃぃぃ!」
先程の下っ端のように一瞬で焼き死ねば楽だったものを、今度はゆっくり中まで焼いていく。
「助けてくれ!」「死ぬ!死ぬう!」「水よこせ……消えない!なぜ消えないんだ!」
「イービル・ファイヤーは悪しき心を持つ者のみ焼き殺します。まだキャンさんは、魔法操作に慣れていませんので、私が補助しました」
クリスの解説を聞いて、イービル・ファイヤーが付着した木は燃える事がないのを確認出来た。
生き物の焼ける匂いはなく、少しずつ盗賊達を焼き殺す紫の火。
それを眺めながら、俺は尻餅をついた。
「初仕事おつかれさまです」
クリスの喜びの笑顔を初めて確認出来たのだ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「これで魂の回収は終了です」
クリスに従い、盗賊達の死体から魂を抜き取る。
この作業にMPは消費せず、経験値だけが追加される。
ランク:2
経験値120
備考:
通信魔法が追加されました。
通信魔法はMP消費がありません。
今のところ、アルキメ様とクリス様のみ通信が可能です。
まじか、アルキメ様に連絡できるのはアドでしかない。
通信魔法を押してみる。
しかし、繋がらなかったので後で掛け直すことになった。
「この奴隷達は、どうしますか?」
クリスに言われて気づいた。
あー、忘れてた。
「一旦檻から出してやろう」
近くに落ちていた檻の鍵を使い、女奴隷達を解放してやる。
すると
「先程の貴方の雄姿に感動しました!あんな、強い魔法は初めて見ます。あれは国立騎士団の魔法師以上の実力ではないでしょうか……本当にありがとうございます!」
俺の手を握って、奴隷の一人が俺を褒めてくれた。
前の世界だと、活躍しても褒められる事はない。
褒め慣れしていない俺には、くすぐたかった。
金色のウェーブの掛かった長髪、長い耳…つまりエルフ族だろう。
なんて可愛い
「そんなに凄いの?」
「そんな謙遜なさらないでください!なぜ貴方様ほどの方が、今まで有名にならなかったのか不思議でなりません」
良い気分だな……こんな
「せっかくだから、近くの町まで送ろうか?」
「こんな卑しい身分の私達を……本当にありがとうございます!」
この奴隷だけじゃなく、他の奴隷も感謝の言葉を述べ始めた。
「どこか君達を保護してくれそうな施設は知ってる?」
「一番近い町に教会がありまして、奴隷の私たちでも保護してくださるかと」
「じゃあ、それで決まりだね。それと、君の名前を聞いておこう」
「私はメルシーと申します」
「じゃあメルシー、教会まで送ってあげるから皆を誘導してあげて」
「わかりました」
そう言うとメルシーは俺の元から離れて、他の奴隷達に今の事を伝え始めた。
「キャンさん、もしかして…この人数を一人で守りながら森を抜ける気ですか?」
「あ…無理だね!」
格好付けすぎて、現実味のない事を言ってしまった。
町まで距離はあるし、魔物もいそうな雰囲気もある。
メルシーちゃんなら守れそうだが、この人数は無理だ。
「なら、
「わかった……ええっと、ホーン・サバス!」
俺は、紫の霧が出た事を確認して叫ぶ。
多分、名前的に骨だけの兵士なんだろうな。
一体だけしか出せないから心配である。
言葉が喋れたらまだマシだ……
そう思って、期待しないでいると紫の霧の先から
「
ゴツゴツの黒い甲冑を着たイケメンが跪いて現れたのだ。
顔は、男かな女かな?中性的過ぎて判断できないな。
骨の兵じゃなくて、骨がデザインされた甲冑を着ている。
主人である俺の服装よりも格好いい。
厨二くさい格好なのにイケメンであるから問題なく似合っている。
藍色の短髪の爽やか系イケメンなのがさらに悔しい。
「新しい
「ああそうだが……って新しいマスター?前は他の人間に仕えていたのか?」
「はい、そこにおられるクリス様の下僕でございましたが……クリス様が死神職をおやめになり契約が切れました」
やっぱり、俺の魔法ってクリスの魔法を受け継いだものなのか。
「わかった。よろしく頼むよ、ミラーさん」
「キャン様は、
いつも下っ端で働いてから、偉そうにするのも慣れていない。
「じゃあ、ミラーに頼みたい事がある」
「何なりと」
「あそこにいる彼女たちを町に送ろうと思うんだけど、護衛を頼むよ」
「承知いたしました」
そう言うとミラーは奴隷達に近づき
「私はキャン様の命で、貴様ら奴隷どもの護衛をする事になったミラーだ。黙ってついてくるように」
そんな荒々しい言葉を投げつけるが、イケメンのミラーの言葉だ。
「きゃー!なんて逞しい方なのでしょうか!」「私を貴方の奴隷にしてください、ミラー様!」「ちょっとあんた、邪魔よ!ミラー様の奴隷になるのは、私よ!」
一瞬で奴隷達に取り囲まれたミラーは、一切動じる事はなかった。
180センチを超える長身で奴隷の抱擁を受け止め、頭を撫でる。
格下の者への言葉使いは荒いが、心身ともに疲れ切った彼女達のケアも忘れない。
その行為がさらに彼女達の好感度を上げる。
「あのお、もうそろそろ出発したいんだけど…」
俺の声は、奴隷には届いていないみたいです。
「奴隷ども、キャン様の指示に従わぬか!」
「はーい、ミラー様の横ゲット!」「じゃあ、私はその隣に!」「ズルいわ!どきなさい」「ミラー様、夜はお暇ですか?」
俺は弱気な引率の先生みたいな声で言うが、次に発せられたミラーの一言を従う奴隷達。
これが凡人とイケメンの違いよ。
どの時代もイケメンが有利なのは変わらないのだ。
着替えを終えたクリスは一人で勝手に歩いてるし。
一人ぼっちは辛いですな。
そう思ってたら、
「キャン様…お隣よろしいですか?」
隣にメルシーちゃんがついて来てくれた。
こんなブ男を気にしてくれるなんて、なんて優しい
「構わないよ」
「では、失礼して……」
あっ…すごい柔らかい。
腕を組まれただけで、おっぱいの柔らかさが全身の感覚を支配する。
もう俺の息子さんはエキサイティングですよ!
俺に大金があったら、絶対にこの
俺とメルシーちゃんのいちゃいちゃライフに
つづく
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