存在価値
時をかけすぎた少年
第1話 不可解
今年、僕は高校3年になった。正直言って、よくここまで生きてこれたと自分でも思う時がある。僕は中学から今もいじめを受けている。いじめをされるきっかけとなった原因はわからないが自分に何か原因があるからこそいじめられているというのは理解をしている。いじめが原因で僕は昔から周りの視線を気にし、自分の体裁も気にした。
今、あの女子にこう思われているのではないか?あのグループは今、僕の悪口で盛り上がり笑っているのではないか?自意識過剰といえばそうだがそうなっても仕方がないと思う。もうすぐ夏休みが終わってしまう。おわったらまたあの地獄の様な1日が始まり僕を矢のように貫くだろう。あとどれだけ矢を受ければ僕は自由になれるのか。矢を全て受けきったとしても僕はたっていられるのだろうか?考えても仕方がない、今日もまたあそこに行こう。僕は自転車に乗り、風をきる勢いで急な斜面の坂を下る。
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