天衣 凱斗 ORIGIN opening phase 03

それからというものの金髪の男──その男はアルフレッド・J・コードウェルと名乗った。

何かと時間を割いては外の世界についての話をしにきた。


少年、カイトは怪訝そうにしながらも初対面で悪役扱いしたのに毎回くるこの男に対してある種の感服すら覚えた、そんな事を繰り返しているうちに好きな本の話になり、カイトは謎多き物語と冒険活劇を好むと伝えるとそれに関する物語が記された本を持ってきてはそれについて語ったり、謎について問答したりと、幼いカイトには新鮮な感覚を覚えた。


カイトにとって大人は力を利用しようとしてヘラヘラしながら近づく愚かな人であったが、

さまざまな分野の問題やそして知識について

語れる人がいた、という事実が幼い心の穴が少しずつ満たされるような気がした。


「カイトくん、君と話す時間はとても有意義なものだ。君ならばきっと、この世全ての知識が集う場所と言われる場所、アカシックレコードへと辿り着けるだろう。」


そんな事が続いたある日の事、彼は、神妙な表情でコードウェルは語った──世界の真実を

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