死の先に何があるか知りたかったので自殺したら異世界に転生しました

河童さん

第1章

第1話自殺を行う

俺の名前は竹山 友介。

生まれつきちょっと、というかかなり探求心の強い中学2年生の男児である。

さて、話は変わるが自分はいわゆるラノベヲタというやつに近い。

最近のはまりは転生物、そんな物ばかり読んでいたら俺の強い探求心は死へと矛先を向けてしまった。


要するに、死の後に何があるのか、こんなことを思ってしまったのだ。

そこまではまだいい、ダメかもしれないがまだいい...はずだ。

しかしそこで止まらない、止まれない男がこの俺、竹山 友介という男なのである。

俺は自殺を決意したのだ!


親不孝だって?あぁ、そうだとも。だがこんな性格なんだ。

遺書なんかに何か嫌なことがあって自殺したわけではなく死の先を知りたかったことはしっかりと記した。苦しまない自殺の方法も調べた。


さぁ後は心おきなく自殺を決行するだけ、なのだが、やはり生存本能というやつだろうか、今になって止めようと脳が訴えてくる。

だからこそのこんな一人語りのようなことをして、気を紛らわしているのだ。

だが、だが、俺は死のその先にあるものが知りたいんだ!

さぁ行け!俺、自殺するんだ!


そして俺は台座から飛び降りた。死というものは苦しかった。

苦しまないとかガセネタだったのかよぉぉ!

最後に思ったことは、これだった。

俺が選んだ自殺方法は首吊りであった。

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