殺してほしい

一子

殺して欲しい

眩しかったあの日々は きっともう二度と帰ってくることはない。 それは君が、何か美しいものに誘われて禁断の扉を開けてしまったから、そして次は私の首に手をかけたの 。私の手の上からそっとゆっくり、じわじわと力を加えていった。 私は死を愛おしく思った 。だけどなぜだろう、いつも暖かかったあなたの手からは、もう何も感じられなかった。 私は死を快く受け入れようとした 。だけど君は死を遠ざけた。 そして私を、永遠の生き地獄に突き落とした。 君は私に、生の醜さと 死の美しさを魅せたまま 全てを奪い去って行ってしまった。

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殺してほしい 一子 @aaaaaaaaaaaaaaaaaa

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