第5話 Hybrid
ガシャン
機械が動く音
ガシャン
Its now in mass production, and it ’ll take two more hours to finish everything.
ただ今、量産中です
全ての作業を終えるまで
あと2時間かかります
「順調ですか?」
「あぁ」
「あと2時間で全てが完成する」
「あと少しですね」
遡ること.....
アナウンスが流れる
Until 11:22on
11時22分まであと
ten
nine
「次は、東京だ」
「もう東京を攻めるんですね」
「とっととやっちまう」
five
four
「はははははは、ゲームオーバーだ」
three
two
one
Zagira「うっ」
手下「Zagira様!」
「グォっ」
ゴホッゴホッ
「どうされました、Zagira様」
「れ、レバーを引けーーーっ
あいつらの仕業か、いつの間に」
バタンッ
倒れる
ゴホッゴホッ
「Zagira様、嘘だろ」
「俺もダメだ、頭が....頭が....
割れそうに痛い」
「俺もだ、それに酷い吐き気がする」
「い、一体、何が起きてるんだ」
「それより早くレバーを引け」
ガシャッ
ガシャッ
ガシャッ
「何でだ、レバーが引けねぇ」
ガシャッ
ガシャッ
「Zagira 様が亡くなったことと
関係しているのか」
ウィンウィンウィンウィン
サイレンが鳴る
No further launch is possible due to the destruction of the nucleus of our world
我々の世界の核となる部分が破壊されたことにより、これより先の起動を行うことができません
No further launch is possible due to the destruction of the nucleus of our world
我々の世界の核となる部分が破壊されたことにより、これより先の起動を行うことができません
「つ、つまり俺たち....は、負けたの....か」
「わざわざ....地球を裏切っ.....」
バタンッ
倒れる
「まさかこんなけ つ ま つ 」
バタンッ
「だ、ダメだ俺ももう.....」
バタンッ
倒れる
バタンッ
ウィンウィンウィンウィン
No further launch is possible due to the destruction of the nucleus of our world
我々の世界の核となる部分が破壊されたことにより、これより先の起動を行うことができません
No further launch is possible due to the destruction of the nucleus of our world
我々の世界の核となる部分が破壊されたことにより、これより先の起動を行うことができません
ウィンウィンウィンウィン
サイレンが鳴り響く
ウィンウィンウィンウィン
No further launch is possible due to the destruction of the nucleus of our world
我々の世界の核となる部分が破壊されたことにより、これより先の起動を行うことができません
No further launch is possible due to the destruction of the nucleus of our world
我々の世界の核となる部分が破壊されたことにより、これより先の起動を行うことができません
ガタッ
よろめきながら立ち上がる
レバーに手をかける
ガシャッ
ガシャッ
やっぱりレバーは、引けねぇ
ガタッ
また一人立ち上がる
「お前は」
振り返る
「お前も生き残ったのか」
ゴホッゴホッ
「あぁ、なんとか
体はめちゃくちゃ思いし
相変わらず酷い頭痛だけどな」
「俺もだ、動悸のようなのと酷い吐き気だ」
「俺は、酒井isseiだ」
「あぁ、知ってるよ
いつもZagira様の近くにいたから
俺らの中ではちょっとした有名人だ」
「はは、有名人か」
「俺は、成田suguruだ」
酒井「成田?君が成田suguru
Zagira様が気に入っていた」
成田「いや気に入られてはいないと思うぜ」
「まぁいい、なぜか俺らは生き残った」
「そうなるな」
ガタッ
また一人立ち上がる
酒井「まだ生き残りがいるのか」
「頭が割れるように痛い」
成田「全滅ではないようだな」
今和田「俺の名前は、今和田kentoだ」
酒井「あぁ、よろしく」
成田「生き残りは、この三人か」
「はぁはぁはぁ
俺もい、一応まだ生きてるみたいだ」
成田「お前もか」
佐伯「あ、あぁ
俺の名前は、佐伯kousukeだ」
ウィンウィンウィンウィン
ウィンウィンウィンウィン
No further launch is possible due to the destruction of the nucleus of our world
我々の世界の核となる部分が破壊されたことにより、これより先の起動を行うことができません
ピピピピピ
ピピピピピ
カチャカチャ
カチャカチャ
Cancel virus activation Are you sure?
ウイルス起動をキャンセルします
宜しいですか?
酒井「一旦キャンセルしてやり直すぞ」
成田「あぁ、そうだな」
カチャカチャ
yes
Canceled virus activation
かしこまりました
ウイルス起動をキャンセルします
今和田「やっとサイレンが止まった」
成田「で、これからどうする?」
酒井「Zagira様が亡くなった今
Dark Worldもなくなってしまった」
佐伯「かといって今更地球に
戻る気も起きねぇし」
成田「無理だろ
この世界の因子が入ってる俺らに
地球はもはや住める場所ではないはずだ」
佐伯「それもあったな」
酒井「俺らとZagira様と他の亡くなった奴ら
との違いは、一体、何なんだ」
成田「いや、分からねぇ」
今和田「運よく助かったのか」
成田「よく分かんねぇが、そうらしい」
バッ
突然、モニターがつく
成田「何だ」
酒井「Zagira様」
今和田「亡くなる前に撮っておいたのか」
Zagira「この映像は、ウイルスの起動を
キャンセルした時に流れるように
予め設定されている」
佐伯「やはり生前に撮ったのか」
Zagira「私がこの世から抹殺されると
いうことは、つまりこの世界の滅亡を
意味しておりウイルスの起動も不可能となる
だが、最悪の事態を想定し
ある人物にちょっとした仕掛けをしてある」
酒井「仕掛け」
Zagira「それは、Hybridを作製することだ」
成田「ハイブリッド」
Zagira「酒井issei、成田suguru、今和田
kento、それから佐伯kousuke」
今和田「俺らだ」
佐伯「あぁ」
「お前らは今回地球から呼び寄せた人間の
中でも最も我々側となる
素質を持っていると考える
Hybridが何を意味するか
私や他がDark Worldの因子が
100%なのに対し、君らはその配分が異なる
個々により異なるが、地球の因子を
体内に少量残してある地球の因子の割合は
10%から多くて30%といったところだ」
今和田「それで助かったのか」
「このメッセージを今見ているということは
思惑道理に事は進んだということになる
闇因子しか持たない我々にとって
地球は、非常に息苦しい場所となるが
地球の因子を持つ君らにとり地球は
多少の息苦しさは感じるだろうが
短期間の滞在であれば可能なはずだ
地球の因子と我々、Dark Worldの因子を
併せ持つHybridのお前らに今後を託す
我々は、不滅だ
もう一つ仕掛けをしてある
体の心臓の辺りを見てみろ」
「えっ」
ガバッ
服を捲くりあげる
「そこを押してみろ」
酒井「えっ、押すのか」
ガシャッ
開く
成田「すげぇ、中が見えるぞ」
佐伯「あっ、あぁ」
酒井「今、はじめて知った」
「そこにスイッチがあるのが分かるか?」
今和田「確かにある」
「切り替えスイッチがある」
佐伯「ほんとにある」
今和田「あっ、あぁ」
「そのスイッチで切り替えができる
現時点では真ん中になっているはずだ
右に切り替えればDark Worldの因子に
切り替わる
反対に左に切り替えれば地球の因子に
切り替わるようになっている」
成田「すげぇ」
カチッ
切り替える
今和田「確かに左の地球の因子に切り替える
と、この場所が息苦しく感じる」
カチッ
カチッ
成田「うわっ、すげぇなこれ」
カチッ
カチッ
今和田「さすがZagira様」
「司令センターは今頃
我々が滅亡したと勘違いして喜んでいる頃だ
ここからが我々の巻き返しだ
この切り替えスイッチを使い
司令センターを操るんだ、いいか
奴らは闇の割合を測り
我々の生存を確認している
つまり、切り替えることで
闇を発しない体にもなり得るし
反対に闇を発する体にもなり得る
この先をどう進めるかはお前らに任せるが
必ずや我々、Dark Worldを復活させ
今度こそ地球を乗っ取るんだ
最後になるが
地球人の三人に意思を確認し
お前らと同じようにHybridに仕立て上げろ
製造法保や配分については残してある
その通りに創りあげろ、以上だ」
バッ
モニターが消える
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