第34話 雨雲
バイクです。バイクを
ダイを
「
ダイは
「なんだ、やけに早いな」
「そりゃ、ママのキモイリだから(笑い)」
またゴクっとやって、
「
「じゃあ、おれはもう、
「いいよ来なくて。ママが
Umiha、レイヨーの
あえて、オモチャに手を出さない大人な自分と、ものごとに
「こっちは見に来なくていいから、先にあの子をつれてきなってさ」
「わかった、わかった。おまえも、もういいから」
しっしっ、とやりました。
ダイは一気に
「マックスじゃなく、ノンシュガーか
「おまえもすぐ、そうなる(笑)」
「トランシーバーのスイッチは入れとけよ」
と、
おじさんは
「ふ~ん」
つまらなそうに
「ガキ」
ぼそっと言うやいなや、
ふつうのカンオンより、二回りほど大きい
おじさんは
「どこにいるんだ、アイツは」
みなれない
「おいおい、どこまで行く気だよ」
こんな山の中は、彼だって、まだいったことがありません。
おじさんは
外に出ると、
ちょっとドアノブに手をかけ、立ち止まっていました。カサなら
引きかえす
シンプルなマップ
「ウソだろ……。なに、やってんだアイツ」
ケモノ道のような
トランシーバーに手をのばし、ナカマに
「な、こういうことがあるんだよ」
ほくそ
やぶと化した、
大きな
あつい
「チッ」
おじさんはニガニガしく、
ゆきどまり、
「チッ」
でも、だいじょうぶ。これも
彼はチェロキーもさることながら、ママもダイも、ばあいによってはソルさえ、その
「あせることはないさ、ここには、
今のところ、すべては
「またか」
また、チェロキーに、たのまなくちゃなと、ウンザリしました。
どういうわけか、アイドリングストップ
じつは、おじさんは
「まるでハンターのきぶんだ」
「
「おまえがどこに
スコープの
これこそ今のじぶんに、もっとも
こんなに
ここならメンドクサイ
もぐりで買えねえかな?
こんどヤツらに
ダイがくるまでの一時を、どうせやらないことを
彼は子度藻のころにアーカイブで見た、SFアニメを思い出していました。
しかし、まだ
「うるさいな」
少しイラッとしてきました。しかしアラームは、
「るっせーな。なんなんだよ」
イライラで
「クソ! なんも、あるわけないだろ」
デジタル
「――ちょっ」
「なんだよ!」
手がだせません。
「07
二ケタを切っています。時間がありません。
「03
なにをやっても、もう、あとの
「00
まっかな
青いゆらぎのパターンが、おぼろに
くりかえし、くりかえし、よせてはかえしていきます。
ゆるやかな、
海上で白く
それも、しずかにフェードアウトしていきます。
のこったのは、黒の
おじさんは、ひっきりなしにメガネをふいていました。とにかく、おうえんがくるのを、まっていました。だれが
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