夫らぬもの

どうにもこうにもペペロンチーノ

α

いつも足場がグラグラゆらついたままで

自分の軸というものを見つけられないまま


自分の軸はなんですか? という質問で窒息しそうになる

俺とはなんだ 私とはなんだ?

そもそも揺らぎ続けている 全否定されちまったならなおさら


自分の面倒は自分で見なきゃいけないし

自分の機嫌も自分で取り繕わなきゃいけないことも知ってるけど、

わたしは、すでにまっすぐ歩くこともできなければ

わたしというものを知ることもできない


私というものは何者なんだろうか

唯我論者にでもなってしまいたい 他者によってすぐに変えられてしまう自分という存在

ガリウムと同じくらい融点の低い、どうしようもない、形を保つことのできない生き物

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