2019/11/28(木)

 ここのところ小説を書いていない。時間はあるのだが、最近ちょっと疲れていて、あまり小説を書く気分になれないのだ。

 いや、気分だけの問題ではなく、小説それ自体に行き詰まりを感じているということもあるかもしれない。私がこの一か月のあいだに更新したのは『プレリュード/リゴドン』の第六話と第七話だけなので、この作品についてとりあえず述べることにするが、実は第八話は八割方書けている。そしてその先の展開も一話分くらいは決まっている。にもかかわらず私が話の続きを書いて公開することができないのは、この小説に自信が持てないからだ。今考えている筋書きを文字に起こしたとして、それって面白い小説になるの? という疑念が湧いてくるのだ。

 執筆中の長編は『子供のいない星で』と『プレリュード/リゴドン』の二つあって、どちらも書き始めたときにはいい作品になりそうなわくわく感があった。しかし今になってみると、物語の着地点が見えてこないし、そもそも書き進めるのもしんどい。多分これは長編小説を書く人誰しもが経験する困難なのではないかと思う。ここからが腕の見せ所なのかもしれない。

 しかし今の自分にはこの困難を突破できるだけの気力がない。しばらくはゆっくり本を読む時間などを大事にしたい。

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