2019/09/18(水)

 「終末百合、募集してます。」という、面白そうな自主企画があったので、思ったことがすべて口に出てしまう病気になった人の話を書くのはひとまず中断して、そちらに参加するための作品を書き始めた。タイトルは『子供のいない星で』とした。まあ文字通りの意味だ。いつもの短編を書くくらいの気持ちで書き始めたのだが、四〇〇〇字ほど書いて、これはまだ話を広げられるな、と思ったので、そこまでを第一話として公開した。いま第二話を書いている。大まかな見通しとしては、二万字以内くらいで完結するだろうと思う。

 百合は漫画とかで読むのは好きだが、自分がそれを書くことになるとは思わなかった。前にも書いたが、私は女性のことをよく知らないし、恋愛は書けないだろうと思っていて、まして百合なんてものは(自分の創作対象として)眼中にもなかったのだが、こうして勢いで書いてみると意外とすんなり書けた。なぜだろう。

 一つには、今回の小説は恋愛の過程というよりは恋人たちの生活を描いた日常的なものだからということがあるかもしれない。日常生活には性別によってすごく違う部分というのは少ない気がして、だから私は自分の家庭の情景を思い浮かべながら、人物の年齢と性別を書き換えるだけでよかったのだと思う。

 とはいえ書いていくうちにぼろが出ることは大いにありうる。続きは慎重に書きたい。

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