第35話 感動している9月2日月曜日

 文具屋に行ったら、ご主人の怪我がよくなっていて、本当にうれしかった。


 だけど、傾いだ首は治らなかったとおっしゃる。


 ここはもう一度、富士山神社にお祈りをしてみよう。



 実は数か月前に知ったのだけれど、文具屋のおじいさんが右目を打ってまっ赤に充血させていたのを私は見た。


「お元気ですか」


 と芸もなく尋ねると、おじいさんは。


「え、目を打っちゃってね」


 っておっしゃった。



 心が痛んで、ひどく動揺したので、私は神棚に向かって祈った。


「文具屋のおじいさんの目が、パーフェクトに良くなりますように」


 と。



 ハッキリ言って、絶望してて、祈る以外に何もないと思えて。


 そして私は、文具屋で働いているおじいさんに三度お見舞いに行った。


「そんな、持ってきてくれなくて、いいんだよ……?」


 って、迷い子に言うように、か細くおっしゃるから、なおさら泣けてきて。


 世の無常を知ったし、己ののんきさをのろったし、とても悲しかった。



 だけど、医療は発達していて、おじいさんは右目の視力が回復した。


「白内障」だったらしい。


 フィルムをはるだけの簡単な手術ですんだらしい。

 



 無理だと思っていたことが、


 神さまにおすがりするしかないと思っていたことが、叶った!


 おじいさんのひびわれた白い目は、まえよりもよっぽどよくなったのだ。



 よかった! よかったよおぉ!


 あ、でも。


 身内でもないよそのひとが、怪我快癒をお祈りしてるだなんて、聞かれたら気持ち悪がられるから、内緒ね?



 毎日、神棚に祈りと信仰を捧げていて、よかった!


 神さま、ありがとうございます!


 泣きたいほどうれしいです!



 さーて、後は、私がプロ作家になっちゃって、デビューしましたよと報告すればいいんだな?


 その前に、文具屋の御主人の首がパーフェクトに良くなるように神様にお祈りをして、と。


 今日も良いことがありました、ありがとうございます! ってお礼申し上げなくちゃ!

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