テレビ・新聞・書籍・ネット〜より正しい情報を得るために〜

爆撃project

序文

 情報についてよく言われる言葉に、こんなものがあります。


「インターネットの情報は嘘も多いから、鵜呑みにしちゃいけないよ? 信じて良いのはテレビとか、本とか、新聞とかで見た情報だからね」


 私もこんな言葉を聞いて育ったので、小さい頃は最初は疑いもせずに生きてきました。

 けれど今の世の中、SNSの発達によって情報がリアルタイムで、個人によって発信されるようになっています。そうすると、テレビや新聞と『内容は同じなのに解釈が違う』という場合が数多く現れました。さらに書店に行けば、個々の思想を前面に押し出した本が様々。『韓国軍ポンコツ兵器』とか『ネトウヨ大百科』みたいな(書名はフィクションです)本が出回っています。内容は読んでみたところ、過度に一面的な場合が多いです。嘘を書いている可能性は高くないですが、一方的な場合が多いのです。


 もはや何が真実で何が間違っているのか、何が正論で何が偏向なのか、まったく分からなくなりました。そこで一旦、多方面からそれぞれの考えを整理して見ようと思ったのです。

 テレビも新聞も本もネットも、全ては人の発信する情報であって、だから読者にこう思って欲しいという気持ちがこもっている。それを前提にして、如何に多面的な情報を整理して自分の意見に変えていくか——となんだか難しく書きましたが、つまり最終的にどんなに偏るのだとしても、多方面から情報を手に入れた上で偏らなければならない。と思ったのです。


 本書ではテレビに新聞、本、ネットそれぞれの特徴について解説していきます。信ぴょう性や偏り、情報量を考えて、どのように使うと便利なのか是非考えてみてください。

 最後には情報を得る上で、常に心得ておきたいことも書きました。




・四大情報源それぞれの特徴。

 私がここで言う情報源とは、四大メディアのことではありません。(四大メディアは、テレビ・ラジオ・雑誌・新聞を指す)。ここで言う四大情報源とは、人々の多くがここから情報を得て、自分の思想や考えを形成していくと思われる四つの情報媒体。テレビ・新聞・書籍・ネットについてです。

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