第30話 自分の得意不得意

自分の得意なものと不得意なもの。

Twitterでちらっと見かけ、少々考えました。

無理。得意なものが出てこない。全て不得意。

というのも、紺藤はどこに所属しても、「欠点しかない。短所の裏返しが長所にならない」という評価を受けるから。

自分では、ちょっと得意かもと一瞬だけ思っても、第三者にしてみれば不得意でしかない。下手の横好きも、度が過ぎれば迷惑でしかないらしいです。

学生時代は茶道部で、おそらく同期の中で1番茶道が好きだったと自負しております。しかし、他の部員が一度見ただけで完璧にできる作法でさえ私はできず、何度も名指しで部員全員の前でお稽古をつけられました。好きだったから、やり遂げました。しかし、他の部員にしてみればいい迷惑です。

「自分では頑張っているつもりなのかもしれないけど、怠惰にしか見えない」も言われました。全く接点のない2か所で。共通の知り合いがいたり、情報が先行していたら、そう言われても不思議に思いませんでしたが、違う場所だったので、それが第三者から見た私だと納得せざるを得ません。

教えを乞うても、「向いていないんだから上達しようと思わないで」と断られたこともあります。

文章作成も下手だというのが、仕事での評価。ほぼ全文にチェックが入り、直させられたこともあります。

小説でさえ、とても低い位置からのスタートでした。他の人が「初めて書きました」という作品と同じレベルになるまで、私は丸3年はかかりました。プロを目指して公募に挑戦するような人みたいに、がんがん執筆することもできません。

私には不得意なことしかありません。

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