ヒトラーに転生した私はナチスを再び人々を洗脳する

渋沢慶太

第1話 2020年 東京

なんて愚かだ。

白人と黒人がコロシアムの中で1列に立っている。

それを囲むように白人と黒人がそれぞれ手に異なる国旗を持って叫ぶ。

100年前の祖先がこの光景を求めていただろうか?

私は4kテレビと呼ばれる高解像度のテレビでその光景を見ていた。

「導人、さっさと支度しなさい。学校遅れるわよ」

「済まない。もう少しで学校に行けるだろう」

私は収納式の洗面台に赴き、身だしなみを整える。

髪型も髭も当時と同様で、少し気に入らないのが制服だ。

都内でも有名な進学校な高校に入っているが、学校のマークがハーケンクロイツでは無いのが気に入らない。

私は洗面台に唾を吐き、玄関に赴く。

ローファーを履き、カード式のドアノブを握る。

カチャという音と共に、私は後ろを向く。

「それでは、行って参ります」

「いってらっしゃい」

私は変える。

こんな愚かな世界を。

その序章に今は過ぎない。

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ヒトラーに転生した私はナチスを再び人々を洗脳する 渋沢慶太 @syu-ri-

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