みなはらの感想文のようなもの
みなはら
第1話 永遠について −『天気の子』を見ての思索活動−
『天気の子』を姪っ子と見に行きました。
面白かったですよ、『天気の子』。元々、新海誠監督の作品は好きですし、
『言の葉の庭』の舞台、新宿南口から新宿御苑辺りは、自分は以前に新宿に住んでいて、よく出歩く場所でしたので。
今回の『天気の子』でもあの辺り、新宿の南口あたりの風景が出てきました。
あとは、代々木の辺りや、先日、なろうの交流相手の方とお会いして歩いた、雑司ヶ谷から池袋の辺り。
そして王子から早稲田を結ぶ、都電荒川線辺りの風景に近い印象を受けた場所が出てきました。
映像がとてもきれいだったのでした。
それで、
今回、永遠についてなんて思ったのは、『天気の子』のストーリーとは直接関係していないのですね。
新海誠監督の最初の頃の作品、『ほしのこえ』から連想したものが強いでしょうか?
新海監督の他の作品にも共通するのではないかと感じるテーマ、
男女の惹かれあう想い、永遠に相手を求める気持ちです。そんなことを感じたのですね。
自分もそういった気持ちをかつては持っていて、
そして、もう忘れたつもりだったんですね。
でもまあ、まだ残っていたようです(笑)
永遠に通ずるもの、
以前には永遠に憧れて、永遠に生きるということを、できないことはわかっていても望んでいた気がします。
大人になって、以前とはだいぶ考え方が変わりましたね。できないことは望まない。
それで今、永遠というキーワードから思うことは、
自分は永遠でなくても、何か残したいのかな?そんな気持ちです。
うん、漠然としてますね(笑)
どうしたいのか、自分でもよくわかっていない。
だから何か書いているのかなと思うときもあります。
本当に作品を残したいなら、
書籍化すれば、国会図書館に作品は残せます。日本があって、書籍保管の方針が変わらない限り世に残る。
確実では無いまでも、努力を続けていれば可能性はゼロではないのです。
なら、なぜ努力しないのか?
自分ごときが努力してなんとかなる世界でないとわかっているからか?
それとも怠けているだけか?
別のことを望んでいるのか?
まあ、わからないうちは書いていればいいと思ったりしてます。
とりあえず書くのは楽しいので(笑)
永遠なんてありえない。
以前に好きだったあの娘に対する想い。次があるなら、またいつかあの人に会いたいという想いは、年を経るごとに薄れゆき、
永遠を願ったパートナーとの繋いだ手は、結局はなれてしまった。
でも、惹かれる人を見つけると、やはり親しみを持つほどに、その時間を大切に思い、ずっと続く永遠を願う。
いつか離れてしまうまで、相手を想い続けるんです。
たぶん、自分は作品自体を残したいのではないのでしょう。
想いを残したいだけなのかな。
相手を想う気持ちは、想い続けるかぎりは永遠かなってね(笑)
-解説、あとがきのような演出-
セリフ:
狐『稲荷狐、あやは』
猫『猫又、タマ』
猫「あたしもね新海誠の映画、好きだよ♪」
猫「新宿は昔、あたしの庭だったから。そういう設定(笑)」
猫「だから、あの辺りはとっても懐かしい♪」
猫「みなはらが東京に居た頃、あたしもあの界隈を根城にしていたことになっているんだよ。
前世の主人公○○が、神様、先代の勧誘を受けたのは、新宿西口、ヨドカメ辺りのキャッチセールスのイメージだしね(笑)」
狐「あー、そうなんだ。猫又ちゃん」
猫「うん(笑)
新宿御苑や歌舞伎町、靖国通り、思い出横丁、新宿職安通り。あの界隈は当時のあたしの縄張り。ということになってる」
猫「渋谷センター街、文化村通りに道玄坂、中野ブロードウェイに、吉祥寺のアニメスタジオ近辺は、アキバになる前の秋葉原以前、カルトなスポットとしてあたしはあの辺りに良く行っていたよ♪ってことだね(笑)」
猫「その後、秋葉原が電気街からアニメなどのカルトな情報発信スポットになって、あたしはアキバ命で今に至るわけ♪」
狐「その頃にわ今の、地方のこの町に引っ越してきたの?」
猫「そうみたいだよ。
みなはらははっきり決めてないみたい(笑)
でも、お話の時系列から考えて、(ろーぷれ主人公○○が)転生したタイミングで、縄張りを移したのかな?」
猫「だから(設定上は)秋葉原には住んだことないんだよ。遊びのお出かけスポットだね、あそこは(笑)」
猫「稲荷ちゃんは新海誠はどうなの?」
狐「んー、好きだよ。
新海誠さんのお話の風景、特に雨を降らせるシーンわね、良いよね〜。
『彼女と彼女の猫』も、『ほしのこえ』もそう。雨が好いの(笑)」
猫「なんで?」
狐「雨のあとの世界って、あたらしく生まれ変わったみたいでしょう?
わたしわだから、雨も雨上がりの青空も好きっ♪」
猫「ふ〜ん、雨なんてうっとうしいけどね(笑)」
狐「そりゃあ、猫又ちゃんわ傘いらずだから(笑)
どんな嵐だって、濡れずに鼻歌うたいながら帰ってくるし」
狐「わたしわ新海さんの風景、あの人の心象風景を演出したみたいな世界が好きなの。
『雲の向こう、約束の場所』の塔や、今回の『天気の子』の魚や雲。
ああいうのは、その人の心に触れたみたいで、胸がきゅーってなって嬉しくなるの」
猫「稲荷ちゃん、新海誠のこと、本当に好きなんだ(笑)」
狐「やめて、猫又ちゃん」
猫「え!?」
狐「今のタイミング、恋愛ネタに持っていこうとしてたでしょ?」
猫「(するどい!!)ちがうよ(笑)」
狐「違わないっ。全く相変わらずよね、猫又ちゃんわ(笑)」
狐「今日わこんなところにしましょうか」
猫「皆様、ご静聴ありがとうございました」
猫「ありがとうございました」
猫「…で、ほんとのとこはどうなの?」
狐「だからぁ…」
猫「…は、…」
狐「…」
猫「…」
狐(怒)
猫(笑)
猫「ああ、そうそう忘れてた。
みなはら、早くあたしたちのお話、書いてよね。あたし最近ヒマ(笑)」
猫「書き上げてこその物書きだから。ちゃんと最後まで書き上げないとあたしはあんたのこと認めないからね。
最後のあたしの活躍、少し楽しみなんだから♪
永遠なんて言ってないで、ちゃんと最後まで書き上げなよ(笑)」
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