第2話
目を開けると、純白のドレスに身を包んだ美少女がいた。辺りには牧歌的な空気が漂っている。どうやら俺は蛙の餌になって死んでしまったらしい。
「いいえ、まだ死んではいませんよ。貴方は蘇らねばなりません。」
死んでなかった。
「貴方はこれから異世界に転生し、第2の人生を送るのです。貴方に異世界で生きる力を授けましょう。」
と女神っぽい感じの美少女が言うと、俺の体は光に包まれた。頭の中にアナウンスが流れる。
『エクストラスキル〈学習〉、エクストラスキル〈粘液〉、エクストラスキル〈毒液〉、エクストラスキル〈皮膚呼吸〉を入手しました。』
アナウンスが流れ終わると、俺の体は空中に空いた穴に吸い込まれて行った。
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