皮膚呼吸って最強じゃね?
@higurasicosmos
第1話
朝起きる。トースト二枚とヨーグルトを食べ、歯を磨いて髭を剃る。顔を洗って、制服に着替える。鞄とギターを背負い、扉を開ける。
「行ってきまーす。」
「いってらー。」
起き抜けの妹の、やる気のない挨拶が聞こえる。いつもの光景だ。
そして、目の前には二メートルくらいの蛙がいる。
…扉を閉める。心を落ち着かせて、もう一度扉を開ける。二メートルくらいの毒々しい色の蛙がいる。
…扉を閉める。きっと今のは幻覚だ。この世にあんな化け物みたいな蛙がいる筈がない。心を落ち着かせて、扉を開ける。二メートルくらいの毒々しい色の蛙が、大口を開けて俺を呑み込んだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます