インターバル食材メモ2
オルニトミムス:白亜紀後期マーストリヒト期に、現在の北米大陸に生息していたダチョウ恐竜として知られる獣脚類です。肋骨の中から無数の胃石が発見されており、そのため植物も食べる雑食性の動物であったことが指摘されています。
この夏の恐竜博でも特集されているデイノケイルスはこのオルニトミムスの仲間であったりします。
食性や生活様式がやはりダチョウに近いことから、ダチョウ肉の調理を参考にしました。しかし肉質については疑問もありまして(ダチョウよりもだいぶ大きな動物ですからね)、モモ肉よりも「らしい」フィレ肉の料理をする事にしました。
ダチョウ肉は脂肪が少ないことからダイエット食として近年普及しつつあります。
アンモナイト:古生代シルル紀末期から中生代白亜紀の長き渡って繁栄し、絶滅した頭足類の仲間です。あまりにも有名な割には実態はさだかではありません。なにせ、軟体部分がほとんど発見されていないからです。
今回のレシピ中ではイカよりもタコに近い食べ物である。と言う解釈を採用しました。肉質についての疑問から、身をしめる料理が一番面白いと思い、アヒージョになりました。
たくさん種類のある動物ですから、イカよりのアンモナイトがあってもいいかと思います。墨袋がある解釈で、アンモナイト墨のスパゲッティなども面白いかもしれません。
ちなみに作者がレシピを考えているときにレシピに悩むとぼやいたら、一番反応があったので、やはりみんなアンモナイトを食べてみたいのだと思いました。
オオウミガラス:絶滅は1844年。北半球に棲息していた「南半球に棲息しているペンギンに瓜二つの外見と生態の鳥」です。収斂進化にしてもそっくりで驚きます。もともとはペンギンとはこの動物を表す言葉だったそうです。南半球で発見されたあの鳥がそっくりの外見だったために、今ではペンギンと呼ばれるようになったそうです。
最後には棍棒で打ち殺され、卵を地面に叩きつけられて絶滅したというのは、壮絶です。
食用とされたので美味しいだろうとは思うのですが、味の参考になりそうな話があんまりありません。南半球のペンギンが美味しくないと言う話は多いのですが、それも実食レポートは見つからない。
他に生態が比較的似ている動物として、歯クジラが思い浮かんだため、クジラの料理を参考にしました。秋田県の郷土料理で、今まででは一番知られていない料理のレシピになったと思います。
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