第5話 単位が付いていない数字は、何だろうか
防御力とは何だろうか。防御力は、ゲームだと数字で表される。装備やレベルで上がっていく。防御力が高いと攻撃を受けても、ダメージが少なくて済む。
ゲームだとだいたいのことは数字で表される。数字で表さない防御力とは何だろうか。触った時の硬さや厚さ、弾力性なんかに防御力の高さを感じることがある。
これからはゲームの装備も、触って選べるようになるかもしれない。触って選ぶ、というのはどういうことだろうか。数字や見た目に加えて、感触で判断する。
数字で選ぶというのは何か。見ることもできず触ることもできないものがある。そういうものは、数字で選ぶしかない。見ることはできないが、感触と数字だけがあるものなんかもありそうだ。
数字とは何だろうか。単位が付いていない数字は、暗号に見える。暗号は、ルールに従って変換しない限り無意味なものにしか見えない。
単位が付いている数字とは何か。文章問題に出てくる数字は、単位が付いている。距離とか重さとか、値段とか個数とか。単位が付いていない数字は、計算問題だ。
テストの最初に並ぶ計算問題。単位関係なしに、計算していく。単位が無くイメージできないことに、不安を感じる人がいるかもしれない。無意識に単位を付けてる人がいるかも。
単位の無い数字が怖いときには、数字どうしの関係に意味を見出すこともできる。この数字は3という数字で割り切れるな、とか。ある数字を、別の数字で説明してみる。
単位とは何だろうか。単位は数字に付けると、意味が変わる。円を付けるとお金になる。冊をつけると、本がいくつかるかということになる。
回を付けると、回数になる、何回繰り返したかということだ。どんな言い方をしても回という文字を使ってしまう。単位を隠して書くと、何の話題かクイズにもなる。
長さや重さは、よく使う単位だ。あまり使わない単位は何だろうか。明るさの単位やうるささの単位とかだろうか。マイナーな単位を使いまくると、意識高いと思われるかも。
明るさとは何だろか。明るさを感じるのは目だ。暗闇や薄明かり、まぶしさまで感じる。明るさは、目の快適さを表すのかもしれない。温度みたいに。
快適さとは何だろうか。快適さは、これ以上調節しなくても良いということだ。いつも快適になるまで、調節し続けている。布団に寝ると、しばらく調節が続く。
枕と頭の関係だけで、何通りも試さないと快適にならない。音もそうだ。音量を快適なレベルに調節するのは簡単だ。しかし、快適な音を探すのは難しい。
クラシックか自然音かで悩む。ずっとこの状態が続けばいいというのが快適なのだろう。ずっとというのは、どれくらいだろうか。3連休ぐらいだろうか。
ずっとこのまま、といわれると、それでいいのか悩む。ずっとこのままという言葉で悩むというのは、何だろうか。全てとか絶対とかずっととかは、ひっかけ問題が多い。
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