第2話人類との遭遇
あれから数日歩き回った。
一軒の小屋を見つけたのでそこで休憩中だ。
飯は食べていない。
食器も何もないので味噌だけを舐め続けて頑張った。
小屋の中には食器やら鍋があるので勝手で申し訳ないが使わせていただこう。
小屋近くに井戸で水を確保。
米を洗って鍋2つに水を入れ火をつける。
火は頑張ってつけられるようになった。
死活問題なので本当に頑張った。
水が沸騰してきたので味噌を溶かしいれていく。
味見をしつつ味噌の量を調整。
米も良い具合になっていた。
鍋をそのまま机に移動。
箸がなかったのでスプーンを拝借。
約3日ぶりの固形物…
米を口に運ぶ。
うん…旨い。
味噌汁をズズッっとすする。
こちらも旨い。
久々のまともな食事は何とも美味だった。
おかずが欲しい所だけど無い物は無い
しばらくはここでゆっくりとしていようかな。
そんな事を考えていると急に扉が開いた。
ヤバイ家主だろうか?
とりあえず謝り倒そう。
「すいませんでした!!強盗じゃないんです!!ちょっと部屋を借りてただけなんです!食器は使いました!洗って返します!本当にすいませんでした!!」
ふっ…このひたすら謝り続けるスキルは凄いだろ?相手に考える隙を与えずにひたすら大きい声で謝罪をする。ただそれだけなんだけどな。
・・・
相手からの反応がない。
土下座スタイルだったのでチラっと顔を上げる。
目の前には3人の男と槍。
先端がこちらを向いている。
やばいな。ここで終わったか?
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