遠い世界へ

林を歩いていると

木霊の声が聴こえる


静かな声は風に乗って

遠くに消えてゆく


歩き疲れる事はない

赴くままに流れていく


「疲れてないかい?」

言葉が頭をよぎる

「まだまだ進むよ。」

僕はこう返した


行くべき所はまだ遠い

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