第46話 全体の流れ

「おバカちゃんは、悪いことをして、自滅する。若しくは、良い者に滅ぼされる。おブスなら、モテ。なら、おバカちゃんの反対語はなんだ? おバカなら、エラ、か? 天才? か? 世界の平和って、近くて遠い。どうして犯罪は起こるのだろうか? 犯罪が起こっているのではなく、犯罪を起こさないといけないまでに、現代人は追い込められているのだろう。お金持や政治家、公務員、大企業は、貧乏人にはおこぼれもない。これからも登戸無差別殺人事件や、京都アニメーション放火事件のような、凶悪? 起こるして起こる事件が、たくさん出てくるだろう。今年も、あと4か月。まだまだ安心ができない。」

 天は、日本はどこへ行くのだろうと心配する。

「私たちは、地球警備隊? コラムニスト? やっぱり、ライト文芸部だな。女子アナでも、新聞記者でもない。だって、タイトルが、ライト文芸部だもの。ライト文芸部で、おバカちゃんのアイデアを出して、その日に余裕があれば、1000字位の物語を描けばいいのか。そうしよう。」

 麗は、普通のライト文芸部と思う。

「違いは、時事ネタの題材を扱うということですね。かなり、イマドキの高校生らしくありませんが。昔のライト文芸部は何をやっていたのだろう。」

 大蛇は、違いの分かる女である。ダバダ~。

「これでも第6期も安泰ですね。ニコッ。」

 笑は、安堵の微笑みを浮かべる。

「私は、先生で顧問役ね。あとのメンバーはどうするの? 天と麗を3年生に昇格させて、2年に大蛇と笑。カロヤカさんは第5期に1人だけ異世界ファンタジーをしてきたから、留年して1年生と。これで入学式と卒業式が行えるかも。」

 苺は、教師の自分には、卒業がないので調子に乗っている。しかし、教師も転勤はあるという地獄。苺は、どこか頭のネジが抜けているのだ。おバカちゃん。

「留年とは、悪いことばかりではありませんよ! 作品の中で留年するということは、ずっと作品に出場できるサザエさ〇やドラえも〇状態。悪いことばかりではありません。ワッハッハー!」

 カロヤカさんは、ただでは転ばない。それが痛快コメディーだ。

「みなさん! 今日の和菓子は、甘くて美味しい寒天ですよ。もちろんお茶もありますよ! エヘッ。」

「コンコン。」

 本物の幽霊おみっちゃんとコンコンは、部室に住んでいるだけだから、永遠に登場できる。勝ち組である。

「私は何年生扱いになるの? 分からないから2年生にしておこう。卒業生にすると、盛り上げるために1年の流れが速くなりそうだ。けいお〇みたいに。」

 奏は、皇室で忍者の友達で妖怪の知り合い。変わった立ち位置の高校生である。

「新1年生に、水花、火花、雷花、地花、風花を登場させる。これでライト文芸部だけで野球部と戦える。本当に一つのキャラクターを作るのは大変だ。おまけに黒花も登場させよう。」

 幽子は、女子高生ものだと現代ドラマになっても、アイドルグループが主演のライト文芸部になるから、ライト文芸部だけど、お約束で文化祭の出し物は、コンサートにしよう。

 つづく。

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