第4話キーワード:そうだ……僕がマゾだ……
パチンと頬を叩いた音が響いた。
「サイテー、あんたなんて消えたら良いのよ」
「ふん、ご褒美だ。是非スカウトしたい」
右唇から出る血をペロリと舐める。
「あんたって本当にマゾね。キモいわ」
「そうだ……僕がマゾだ……だから君が欲しい」
蔑んだ目で女は見る。彼女の才能に僕はときめいていた。
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