6.魔石(ラピス)
【概要】
本ページでは、作中に登場した『魔石(ラピス)』について解説します。
※作中では言及されていない項目も一部含まれている可能性があります。
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【目次】
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◆魔石(ラピス)
◇魔鉱石/魔導石(マナライト)
◇魔食石(マナヴォライト)
◇魔柱石(マナリス)
▽ロイエの魔柱石
◇魔洸石(レムライト)
▽マネスの魔洸石
◇魔晶石(マナシスト)
▽水皇石(ラピス・アズレウス)
◇霊燿石(ファスマライト)
◇血晶石(コルライト)
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◆魔石(ラピス)について
内燃機関を持つ魔導器の燃料などに用いられている、天然の魔素を含有する鉱物類の総称。かつてはそれ自体に貴金属や貴石と同様の価値があり、各地で通貨として用いられていた。
現在では採掘技術の向上に伴い、様々な特性を持つ魔石が発見されており、それぞれの性質に応じた用途に利用されている。
旧語では「ラピス」と発話されるが、現在では統一言語通りに「ませき」と呼ばれることが多い。
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◆魔鉱石/魔導石(マナライト)
天然の魔素を多く含んだ魔石の総称。
純度が高いものは魔導機関の燃料として利用される。
既に何らかの用途に使われているものは、一般的に魔導石と表記される。
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◆魔食石(マナヴォライト)
自然魔素や生体魔素を吸着して、内部に蓄積する性質を持つ魔鉱石。
周囲の環境によってそれぞれ異なる性質を示す。
魔導の使い手であれば、自身の魔素を染み込ませて道標にすることが出来る。
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◆魔柱石(マナリス)
特殊な環境下で結晶化したと思われる、柱状の魔鉱石のこと。
含まれている魔素の相によって異なる色彩を示すことで知られる。
▼ロイエの
フィルモワールの王城、その背後に
同国では古来よりこの巨石が持つ不可思議な力を利用してきたらしく、一帯に妖魔の侵入を防ぎ、かつ空間転移を阻害する不可視の広域結界を展開しているという。
しかしそのあまりの大きさから、計り知れない価値があるとされ、長い歴史の中で他国から何度も狙われる原因ともなった。ロイエという名前は、この巨石を利用してフィルモワール支配領域の周縁部までを覆う広域結界を、初めて展開した偉大な術士の名前だといわれている。
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◆魔洸石(レムライト)
数ある魔石のうちで、自ら強い光を放つ性質を持った魔鉱石を指す。
他の物質と反応させることで長く発光する特性があるため、携行型の魔光灯などの照明具に用いられている。
▼マネスの
かつてマネスと呼ばれた場所で発見された、かなり巨大な魔洸石。
スプーラという町に移されて以降は、邪気を払う霊石として長く崇められてきた。
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◆魔晶石(マナシスト)
極めて高濃度の自然魔素が永い時間をかけて結晶化したもの。
滅多にお目に掛かれないことから、その希少価値は非常に高い。
とりわけ大きなものに関しては、数世紀に一度現れるか否かといった存在である。
▼水皇石(ラピス・アズレウス)
水の相を持つ自然魔素が悠久の時を経て結晶化したもの。
フィルモワールから遥か南の沖合に浮かぶ、エリュ・メヌエ島のとある洞窟内で、他の魔晶石と共に発見された。突如として島に現れたという怪異を、他の魔晶石と共に結界で封じる役目を担っていたとされるが、詳細は不明。
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◆霊燿石(ファスマライト)
現在までに発見された魔素を増幅させる性質を持つ魔鉱石の中で、最も強い効果を持ったものとして知られている。
主に
産出希少性が高く、またその外観も美しいことから、魔鉱石でありながら貴石として取引されることも多い。
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◆血晶石(コルライト)
旧時代に存在したとされるアールヴ族は、当時増長し始めていた人間に自分たちの技術や英知を悪用されまいとして、一族の血を受け継ぐ者でなければ彼らの作った魔導器や機巧を運用できないよう、
しかし人間の中には、アールヴ族の並外れた知識を渇望し、彼らを集団拉致してその血を抽出した上で、特殊な手段を用いてそれを結晶化し、一族が持つ英知の一端を利用することに成功していたという。
血晶石はその際に生成された魔石であるらしく、現在各地に散在する『開かずの扉』を持った古代遺構を探索する鍵になる存在になると考えられている。
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