物言わぬ牝
下卑た悲鳴が轟く路面
曇り空から落いく視線
醜い 見にくい 醜い 見にくい
そこに愛がいないから
そう会いたくもないから
刻薄とした日々の中で
混沌とした地獄の園で
枯れていくのが愛なのか
歪みゆくのが愛なのか
受け入れられない愛なのか
落莫とした夜の淵
落ちてしまうの夜の底
私は運が悪くて叫べども
誰彼も逃げるただの牝
他人からすればただのメス
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