応援コメント

第33話 ヴェニスの夜」への応援コメント

  • 娯楽、個人の嗜好に関するものを「無駄なもの」と表現したアダム。アダムが絵を描くことだって、ある種無駄なことだと、アダムがわかっていそうなところがつらいですよね……再読すると、このときのこのキャラクターのこの台詞がどのような思いで紡がれたのかという重みがわかって、よりこの話を好きになることができます。
    何よりのポイントは「無駄なこと」と言ったアダムの言葉をルカが「無駄じゃない、誰かは救われているはず」と即座に返したことなんですよね。この言葉に、アダムが喜んだのは、アダム自身が救われたからじゃないかって思っています。

    作者からの返信

    >ある種無駄なことだと、アダムがわかっていそうなところがつらい
    ありがとうございます…!
    アダムの心情や台詞の意味って、初回だとどういった真意で吐かれたものなのか分かりかねるものが多いと思います。なので、再読で彼の心情を汲み取っていただけるの、本当にありがたいです…。
    客観的に自分を見れてしまうからこそ本当にやりたいことを心から叫べない、そんなアダムを救ってくれる人間がいるとしたら、やっぱり主人公たちであってほしいなと思います。