第28話 執筆者の感想③薮坂さん
続いて薮坂さんからも感想いただきました。
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1.自分の書いた部分の感想(良かったところ、悪かったところ)
幸運にもトップバッターを仰せつかり、完全なるノリで「アフィシオン=戦闘機」と見切り発車をしてしまったところが、良かったところでもあり悪かった(執筆陣に対して)ところでしょうか。
あとは、いつもの脇役好きの病気が高じて、フォッカの出来がとても良かったと自負しています。こういう脇役、いいですよね。
悪かった、というか能力不足を露呈してしまったところは、みなさんが散りばめてくれた設定を、うまく活かしきれなかったところ。
ウザスとかポニーテリカとかツルゲネフとか、拾いきれなかったところは本当に申し訳なく思っています。
2.他の執筆者の書いた部分の感想(ここはすごかったなど)
古川さんは、二度も私の後を拾って下さり、感謝の気持ちと「すげぇぇぇ!」と賞賛の気持ちでいっぱいです。特に第7話、フランが死んでしまうところ。ここが素晴らしく「ハードボイルド」で、アフィシオンの方向性をがっちりと固めたと言っても過言ではないでしょう。素晴らしかったです! あと、いつもキツいパスですいませんでした!
wazzwallasiaさんは、ポニーテリカのマッドサイエンティストっぷりが最高でした。まるで自分がステレオタキシックされた気分! そして、第8話、アルバの由来がアルバトロスだと書ききってくれたところにとても驚き、加えてフランがダラックマに……もっと驚き! 本当に、常に驚かされっぱなしでした!
西井さんは、今回のヒロイン「フラン」の方向性というか、魅力を決定づけてくれましたね。二面性のあるヒロインは、ただ可愛いだけとは違い、アフィシオンの物語に深みが加わりました。そして第9話。「どうすりゃ全部うまくいくのか、とっとと教えろこのハゲ」。ここでエンディングがハッピーエンドになると決まったのですよ! 最高のアシストです!
蜜柑桜さんは、まず、この狂気の空に単身乗り込んで来てくれたことが嬉しかったです! そして担当された第10話。57号機の特殊性、さらにはアルバがアルバであるために、どこを目指すのか? 自由になれる場所をさらりと示して頂き、今回の「空」というテーマがピタリと定まりましたね。これから、蜜柑さんの「こんなの書けないー!」は信じないことにしますね。笑
ゆうすけさんは、今回の最大の功労者ですよね。間違いないですよ。私も今回、割とマジで毛髪がスッキリしましたが、ゆうすけさんはその比ではないのでは? 執筆陣が散りばめたネタを拾いまくる鬼レシーブ、見事としか言いようがありません。特に怒涛の第13話。ラストに繋げるこのセリフ。
さぁ、行こうか!
2000光年の先にある、俺たちだけの空へ!
身震いしました! やっぱりさすがです!
3.全体の感想
改めましてこんばんは。今回の戦犯、薮坂です。アフィシオン=戦闘機、が無ければこんなにみなさんに負担を強いることはなかったのでは……なんて思いましたが、「2000光年のアフィシオン」という作品がこうして完成し、私はやっぱり我儘を通してよかったな、と独りごちています。笑
本当に、みなさんとこの空をご一緒できて幸せでした。またとない経験をさせてもらい、人間として何かが成長できた気がします。
今回、こうして共同で物語を書くにあたり、ひとつ気がついたことがあるのです。
それは、「文字の可能性」。
コミュニケーションツールとして、「文字のみ」というのはどうしても弱い。仕事でもそうですけど、誰かとなにかを一緒にするとき、相手の顔色や声色、仕草などを読み取って会話をして、相手のことを理解しながら「一緒に」やりますよね。
でも私たち、お互いのお顔も知りません。なのに、こんなに素晴らしい物語が出来たのは、「文字の可能性」と、「素晴らしい仲間」に出会えたからだと本当に思いました。
柄にもないことを言ってますが、結局言いたいことはひとつだけ。
ありがとう! 本当に感謝しています!
そしてまたいつか、みなさんとリレー小説を書きたいと思ってます。でもその時は! どうか、SFだけはやめましょうね!笑
本当に、ありがとうございました!
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リレー小説やって思ったのは「物語を書くにはアタッカーとレシーバーが必要」ということでした。薮坂さんはトップバッターとして最高のアタッカーの役割を果たしてくださいまして、ホントすごかったです。初回からテンション全開でしたもんね。
二番手の古川さんもアタッカーでしたので、連続アタックが決まって波に乗りました。こういうアクションものは勢いが大切です。
私の見込み違いはその後もアタッカーが連続して登場し、第8話ぐらいまでずーっとアタックが続いてしまったことですよね。まあ、細かいレシーブはみなさんやってくださってたんですけど。結局12話で私がまとめてレシーブする、という形になりまして。
ま、それは良かった点でもありますが。
いずれにしても次回、SF以外でリレー小説やる時も、薮坂さんには強力なアタッカー役をやっていただければ(もっと言うと薮坂古川コンビでアタッカー役をやっていただければ)と思いますし、それが最適なんじゃないかと思います。ぶっちゃけ私はレシーバーの方が向いてるかもとか思ってるんです。
またしばらく時間をおいて、リレー小説やりたいと思いますので、その時はお声がけします。是非ご参加ください!
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