2 虚を突く男

――2005年の年末、東里とうり市郊外の天玄山てんげんさんは一つの事件で大騒動となっていた。


それは約2週間前、東里市郊外の東里情報大学に通う女子大生Aがバイト後行方不明になったのだ。捜索願が出され、周辺の聞き込みなどを警察が行ったが情報はつかめなかった。

そして天玄山の登山道の一角にバラバラとなった遺体が発見され、状況は一変した。

県警と周辺地域の警察官も総出の捜査となったが、捜査の後手感ごてかんが犯人の目星を戸惑わせていた。行方不明の時点で防犯カメラの映像は乏しく、元々犯罪なんてほぼ皆無なこの田舎の一地方都市での防犯カメラ設置状況はかんばしくなく、5年経過した2010年になっても犯人の手がかりもつかめていなかった。


行方不明になった話は、当時東理情報大学の院生だった藤本由美も知っていた。開設して5年も経っていない新設大学で起こった事件としては印象的にも悪くなった感もあるという。


一方でこの行方不明に関して、東里市内では、変な噂が流れていた。


「血だらけの女性を見た?」


それは行方不明になったことが報道され始める前のことだ、神楽不動産の事務室で神楽寛三は娘の神楽ミキの話を聞いていた。

「その人、生きていたのか?」

「ううん、死んでいたわ」

聞けば、習い事の帰り道に傷だらけの格好で夜道を一人ふらふらと歩いていたそうだ。

ミキ本人も気にはなっていたが、傷だらけであることと、神楽自身その声が聴こえないことも影響して、それ以上を追いかけることはできなかったのだという。


「その判断は正解だ。」

寛三はその理由に納得すると、同席していた藤本由美を見た。

「いくら見えたとしても一人での深追いは危険だわ」

藤本もミキに寛三と同じような意見を言う。

「行方不明の情報は特に流れていないから、発見まではもう少し時間が掛かるのかもしれんな」

寛三は顎をさすりながら言う。

「審議会から警察の方に連絡はされないのですか?」

「関係者からの捜索願が出ていないなら、その手の提供は無意味だ。さらに言えば逆に疑われかねない」

藤本の質問に対して寛三は落ち着いて答えた。

「ねぇ、ミキちゃん。その人の姿って、絵で描けるかな?」

藤本が持っていたノートの白紙のページを開くと、ミキは事務机にあった色鉛筆を使って描き始めた。


「あんまり上手じゃないけど……」

その姿は黒と赤茶色のボーダーのトップスに黒のショートパンツと黒のレギンスをはいた女性の絵だった。

服装を書き上げると、女性の顔を描こうとしたが、ミキはその手を止めた。

「ミキ?」

寛三の呼びかけに反応して、藤本はそっとミキの手に自分の手を添える。その小さな手は小刻みに震え、表情は硬かった。

藤本はそのままミキの手にあった色鉛筆を置かせた。

「ありがとう、これで十分わかるわ。」


ミキはニコリとするとそのまま自分の部屋に上がっていった。

「すまない、私が気づいてやるべきだったな」

「大丈夫です。」

寛三の謝りに藤本は少し笑った。

「とりあえずこの件は警察や報道が動き出したら調べてみますわ。」

「頼む、審議会にも伝えておく。」

「わかりました。」

藤本が席を立つとそのまま事務所を出た。


――行方不明の話が出てきたのはそれから一週間経過した頃で、テレビはそこから行方不明になった女子大生の情報を流すようになった。それから天玄山で遺体が見つかったのは更に一週間が経過した後だった。


テレビ局はニュース取材特集が全てこの事件を中心的に扱うようになり、東里情報大学には取材クルーが押し寄せたりと東里市では恐怖と不安が覆うようになった。単純な死体遺棄事件だけならばここまで騒ぎ立てるわけでないかもしれない。しかしそれが行方不明だった女子大生という、いかにもな前提シチュエーションが絡んでいる為か、各メディアはこぞってこの内容を大々的に報じていた。


だが大学構内は思いのほか静かでだった。大学側がしいた箝口令かんこうれいの影響と、全員が全員その女子大生のことを知っているわけでもないという、情報の狭さも相成っているからであろう。「事件はあったがどこか別の話である」という発想が強いと感じている。静かなのは都合がいいが、その表情まで暗く感じてしまうのは余り良いとは思ってはいなかった。


大学の広場は芝が生えており、フリースペースとして存在している。生徒が自由に過ごしている中で、一人の学生であろうか、週刊誌を読みながら芝で寝そべっている。

「殺された女子大生の裏の顔!?」等という週刊誌の誌面には本当か嘘かもわからないような文字が躍っている。


突然学生は雑誌を奪い取られた。その行動にびっくりした学生らしき人物は寝そべったまま頭上を見るとそこには黒ストッキングで覆われた膝が二つ並んでいた。体を起こしその根元を見ようとした青年は丸められた雑誌で頭をたたかれた。


「おい、変態」


研究員姿の藤本が雑誌を丸めて無表情で座っていた。

「変態とは失礼な。そこに誘惑があれば便乗してやるのが理想という物だろう」

「やかましいわ」

藤本の格好は研究者らしく、白衣を着ているが、白衣の中は無地のブラウスと膝丈のスカートに黒のストッキングという少しお高いイメージを感じるが、踵の低いパンプスと合わせている事で若干の知的さも感じる。


「それよりも他の大学出身者の若手の魔封師、伊野宮さまがなんでこんな所にいるのよ?」

藤本は馬鹿にしたような感じで魔封師・伊野宮いのみやに問う。

「君がこの間教えてくれた東里市内に彷徨う亡霊について話をしに来たんだ」

「それもう二週間以上前の話よ、しかも一週間前には公開捜査になったし」

「そうなんだがな、まださまよっているらしいんだ。その亡霊」

「どういうことよ」

藤本は伊野宮の言葉に反応した。

「ありえないと言いたいんだろうけど、未練が強いんだろうな」

亡霊が現れる基準などという表現は少し変な感じではあるが、神還師や魔封師の中での判断として、遺体が見つかって、情報が公開されて世間に死んだことが公表された時点で、亡霊は自然消滅することが普通だとされている。

「未練って……、強い弱いとかってあるの?」

「普通にあるさ、ただ東里のような田舎じゃあそういった経験は皆無だろうな。殺人事件なんぞ、それ自体がレアケースすぎる」

都市型の亡霊とでも言おうか……、この場合には一番適切な表現かもしれない。

「それがあるから協力するんだろう?マスコミに」


藤本と女子大生には何の接点もないが、普通の人よりも余計に何かが見える能力があることは何らかの手掛かりを見つけやすいことがある。しかしその手掛かりに物的な証拠があれば反応も早いが、その部分では弱いと言わざるを得ない。そのため何かのきっかけ程度に情報を小出しにしておけば、今の時代はマスコミの媒体だけでなく、ネットからでも自称『探偵』達による盛大な推理合戦に持ち出せれば、そこから糸口が出てくるものでは?という淡い期待もある。


「ええ、あんまりうろうろされても嬉しくないから」

雑誌を伊野宮に返すと藤本は立ち上がる。

魔封師こっちは引き続き監視を強化する。」

藤本はその足で、大学構内にある学生センターに向かった。食堂や売店がある区域で、建物の付近に腕章を付けた学生や大学関係者とはかけ離れた人が3人居た。

「あの、海原テレビの方ですか?」

「そうですが?」

「お電話しました、藤本と言います」

藤本が声をかけると海原テレビの記者たちが紹介する。

「では、場所も場所なので、大学の迷惑のかからない所で…」

「外に行きましょうか」藤本の勧めでいったん外に出た。

外にあるカフェテラスには学生の姿はまばらだった。一角のテーブル席に座るとカメラの準備を始める。記者の名前は戸田といい、結構年配の記者だが、その目は鋭いものを感じる。カメラを構えていた高山は特に何かをしゃべるようなところはないので撮影に特化しているのだろう。もう一人についてはその様子をただ見ているだけだった。


「でははじめさせてください。」

戸田の合図で高山はカメラを回した。カメラはテレビなどで見る大型のテープ一体型ではなく、市販品の小型カメラに近いが、放送局仕様に若干のカスタムを行っているようだ。若干顔のクローズアップも録りつつもほとんどが首から下を撮っており、戸田の質問に対して答えてもらうスタイルだ。顔が撮られるということは、最近の事件でもインタビューを受けた者が容疑者だった事件のこともあり、なんでも使えたら使うという考え方に則ったものであろう。質問に藤本が答えていると、記者の戸田は内容の概要をノート型の手帳に書き留めながら要点をまとめていく。


そんなやり取りが数回行われた後のことだった。大体必要なところは聞かれたと藤本が思っていた時だった。

「榊君は何か気になることでもあるかね?」


「私ですか?」

戸田は手帳を開いている同行してただ様子を見ているだけだったスーツ姿の青年に尋ねた。確か榊と言っていたが、彼は記者というよりは、その身なりからすれば営業のようだ。インタビューの間中、藤本の回答を一つ一つ聴くたびに手帳に内容を書いているのではなく、何かの情報を見返しているようで、特にメモを取るようなことはしていない。

榊は手帳を閉じると、藤本をじっと見た。

「……オフレコでもいいですか?」

榊の思いがけない一言によって、記者たちは少しあきれていた。しかし、榊の表情が険しくなる様子を見て記者の戸田は逆らうのをやめた。

藤本にははっきり見えていた。榊の眼は鋭くなったのではなく、その中に見えた闇が、広がっていく感じがしたからだ。

「で、榊君気になることとは?」

戸田はカメラマンを先に車に戻すと少しせかしながら榊に訊いた。その表情には期待半分とカメラの記録が取れないといういらだちが見えている。


「何でしょうか」

藤本も榊に訊く。榊の表情は先の鋭さは消えていた。榊は何か自信に満ちた笑みを浮かべている。


「君は、彼女の知り合いでもなんでもない、

 『赤の他人』

   ですよね?」


榊は不躾ぶしつけに訊いてきたが、とりあえず藤本は表情を変えなかった。内心は若干不安ではあった。

「記者の質問もありきたりだったことは別にしても、エピソードの回答はほぼ完ぺきといっていいほど、ある『情報源ソース』と一緒ですね。」

榊は続ける。

「だが、余計だったのは幼少時代のエピソード。君は地元の人間なのになんで地方出身の彼女の幼少時代のエピソードまでスラスラと語れるんだ?」


藤本は榊の言葉に少し迷っていた。被害者の出身地に関する報道はまだどの社もやっていない。実際にはそこまでの情報は掴められない、それだけ被害者の交友関係は希薄だった。

藤本は今回の件で聞いた情報源の土地神のことを思い出す。大学の近くにいる土地神と彼女の通学路周辺と家周りの土地神の情報をこの男は聞いているのか……。


しかし藤本の疑問は情報を知っているとかではなく、この榊という青年だ。


土地神からの情報が聞けるということは神還師の中でもそれなりの経験と能力の持ち主のはずだが、東里市で報道関係にそんな神還師が存在するという情報は聞いたことがない。


「待ってくれ榊君。」

この疑念の空気を止めたのは戸田だった。


「つまり君は彼女のインタビューは初めから仕組まれていたということか?」

「結論はまとめて説明します…、じゃあ単刀直入に訊きますが」

榊は改めて質問をした。

「あなたはもう犯人が誰かわかっていらっしゃるのでは?」

戸田はさらに呆れた。もう何を言っているのだと。それで榊はカメラマンの高山を外したのかもしれない。


「知ってるわ」


ここまで来たら仕方ない、藤本は答えた。戸田は藤本を見た。笑みを浮かべた表情は変えていない。

「……確かに彼女には東里こっちに来てから、これという友達はいなかったみたい。私もあなたと同じ伝え聞きの様なモノだから、多分記者さんも殆ど私のような詳しいことを知っている人なんて居ないんじゃないかしら?」

藤本がチラリと戸田を見る。榊も戸田を見る。

「確かに、普通に調べれば情報は掴みづらいな。犯人を知っているのは本当かね?」

戸田は身を乗り出した。

「…といっても性別と年齢層だけね。」藤本はあらかじめ買っていた水を飲む。

「それだけでも貴重だよ。その情報を教えてくれないか」戸田は手帳を開こうとする。

「教えてもいいけど、大丈夫なの?」藤本は不安そうに榊に訊いた。

「言って良いんじゃないか。私もそこまでは知っているけど多分価値の分別はできるはず」榊はどっちでも良い的な白け顔をしていた。

「もちろん相応のお礼はするよ」戸田はスクープが取れたという顔で手帳を構える。

「わかりました」藤本は深く座りなおすと、仕切りなおすように言った。


「私の知り合いに死者の霊が見える子がいるの」

「ちょっと待て、『死者の霊が見える子供』って…」

藤本の一言に、戸田の期待は若干薄れた。

「訊きたいんですよね。犯人のこと」

神妙な顔で語る藤本に戸田は突っ込むが、藤本はまじめだった。

「続けて」榊は戸田をなだめる。


「公開捜査が始まる1週間以上前だから、ちょうど行方不明なった少し後ぐらいかしら。その子が市内を彷徨う、女子大生の死霊を見たのよね…。」

榊はまた手帳を開く。

「私には死者の霊は見えないけど、あの子にとっては結構キツかったらしいのよ。確かバラバラ殺人になっていたって言うでしょ。あの子が見たのはほぼ全身傷だらけだったらしいのよ。」

藤本がノートをパラパラとめくってミキが描いた絵を戸田と榊に見せる。

「何か参考にならないな」戸田が絵を見てつぶやく。

しかし榊は違っていた。

「そう思います?さっき言っていた全身傷だらけ、って言うのは当てはまってますけどね」

榊は絵を見ながら言った。あんまり良い気分ではない。

「彼女の失踪時の服装とは違っていると思うが」

「そりゃあ、黒と赤のボーダーは血でしょうな。黒と白なら一致するじゃ無いですか。」


戸田はハッと思い出して手帳をめくる。行方不明の時のコピー写真を取り出す。防犯カメラからのキャプチャー画像には黒と白のボーダーの服を着た彼女が映っていた。


「……まぁ、死後二日ってところですか。」


プラスチックのいすが倒れて乾いた音を響かせる。戸田は榊と藤本から逃げるように席を立っていた。

「待ってくれ?君たちの『情報源』は何なんだ?何でそうも状況をすらすらと言えるんだ?お前ら何か関係があるのか?」

戸田は震えが止まらない。あまりにも極端に詳しすぎる情報が、戸田の脳裏に危険信号を発信していた。


榊と藤本は顔を見合わせて、とりあえずこの現状をどうするか眼で話した。

「戸田さん。ちょっと席に着いてくれませんか?」

榊は腰を抜かし掛けている戸田に静かに行った。

「話がややこしくなるので結論はまとめてしゃべります。とりあえず今はこの状況を騒がず黙って聞いててください。このまま理由をしゃべるとさらに勘違いされるので。」


――潮時だな。


「私、この後講義があるのでここまでです。」

藤本はノートをしまうと席を立った。


戸田はこの現状にまだ混乱していた。これ以上この女子大生の話を聞いても意味は無いと言うことだけは理解していた。

「何かあったら、また連絡します。」

「ありがとうございました。」

榊は礼を言う。戸田はまだ固まったままだ。

「榊さんって言いましたっけ?」

藤本が振り返る。

「記者さんの中にも解る人が居てよかったです。」

藤本がにこりとして言うとそのまま講義棟に向かうことにした。



「そんなことがあったんだ」

神楽ミキは事務所で藤本の話を聞いていた。

「それだけの事ではあったんだけどね……。」

「その後は会わなかったの?」

「ええ、それっきりだったし、ちょうどあのインタビュー日の夜、大きく流れが変わったのよね」

「そうだっけ?あんまり覚えてないな」

ミキは首をかしげた。

「あの日の夜、天玄山の方角で強い反応があったのよ。怨念のような強い反応だったから魔封師の伊野宮さん達が対応したらしいんだけどね。その対応以降、女子大生の死霊も出てこなくなったわ。事件自体も目立った証拠もないからそれ以上進まなくなったし」

「解決していないんだよね……」

「物証だけなら、天玄山の事件自体は解決していないけど。あのとき、ほぼ解決しているような物だった……」

「どういうこと?」

「いつかわかるわ」

藤本は点検の終わった装具を戻すと検査機器をしまい始めていた。


「ねぇ、その時の天玄山に榊は居たのかな?」

ミキはポツリとつぶやいた。その言葉に藤本は少し思慮していた。

「どうだろう……、確かその反応があったというのは、事件記者に連絡したけど。」

ミキの想像にも一理あった。怨念系に対して有効な攻撃手段を持っている榊であれば、天玄山の動きに関しては問題なく対応は可能ではないかという点だ。


「ミキちゃんはそういう力を持つ神還師のことを知ってる?」

「解らないな」

「そう。」

「知ってるの?」

ミキが訊いてきた。

「昔聞いたことあるけど。現在にはもういないわ」

「昔の話?」

「まぁ、そんなところね。遙か昔にはそういう存在もいたらしい。でも何とも言えない。この世界に誘い込んだのは他ならぬ私達だし。私たちが無意識にそんな力を持った有望なアイツを魔封師なんかに取られたくないというのも心にあったかもしれないわ。」


藤本は別のことを思い出していた。


ミキには話さなかったが、あの天玄山での反応の一週間後、藤本は榊に会っていた。


――失礼ですが…、どなたですか?


一週間後にあった榊は事件だけでなく、藤本の存在そのものを知らなかった。

『守さん、どうしたの?』

藤本が振り向くとそこには若い女性が両手に飲み物を持って立っていた。

『いや、何でもない』というと榊はそのまま女性のもとに向かった。

『今の人、誰?』『いや、知らない人だ……』二人の声が遠ざかる。


藤本はその記憶から榊に対する違和感が強かった。数ヶ月前、最初に会ったときも榊は藤本の存在に気づいてもその記憶に反応しなかった。

しかしそのことで、藤本は少し考え直していた。もしかしたら事実は若干異なるのかもしれない。



調整が終わって、片付けの終わった藤本は早めに神楽不動産を後にした。

藤本が携帯を出すと、電話をかけていた。


「藤本だけど、ちょっと訊きたいことがあるの」

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