S20.2 プロティン=リフとトッシー 11月13日

――朱鷺森市 美術館併設喫茶店:紅葉 PM13:00――


プロティン「それにしてもさぁ~あの‡歴史の修正者‡君、見た目のわりに結構な実力をもってそうだったじゃなぁい??」

彼岸「そうですね……。言動の割には強そうでした」

桔梗「無駄に苛つかせるギミックもあったりと、性格は悪そうですよね」

桃風香 「あのおじさん強そうだったよね!」

中釘「なんじゃ……、歴史の修正者じゃと?たいそうな名じゃのぉ」

このは「あれだけ人形で好き勝手してたんですし、そりゃ実際に強いでしょうねぇ」


もみじ「まあ強いでしょうね。曲がりなりにも自然発生の悪鬼をゲームという媒介を通じて、コントロール出来ているんだから。こんなこと紅葉でも初よ初」


棗「そうか……、爺さんはここ暫くいなかったな。早い話悪さしてる黒幕がいてな、そいつの掲げてる大義名分が歴史の修正って事なわけだ」

プロティン「それでそいつをぶちのめしにいこうって事なんだけどさwこれが簡単にはいきそうになくてねぇw」

中釘「あの空間をゲームで操っておるじゃと……」

棗「追いつめて逃げ続けられていたが、いざ分析すると中々手強そうでな」

プロティン「だってさ、あの場に居た人ならわかると思うけどぉ、チートキャラを上回るチートクラスの能力だったものねぇw」


もみじ「自然現象を技術で手に入れてるのよ。当然手強いわ。もちろん向こうも血反吐吐くような努力はしてるでしょうけど」


桔梗「まだ何かできそうな、そんな怖さもありますね。きっと見えてるだけが全てじゃないはずです」

桃風香「もっと強くならないとね!」

彼岸「――人間やめたような化物みたいな人がいれば良かったんですけれどね……」

中釘「………………」


もみじ「人間やめた人間はそもそも人間じゃないからこの世にはいないわ。それが本人が人間だと思っていてもね……。――それで、トッシーって知っているかしら?」


彼岸「漫画やゲームみたいなぶっちぎった能力の持ち主なんて、そうそういませんよねえ……」

桔梗「そんな化物を倒せたら、私達も化物……なんでしょうかね」


もみじ「もう既に化物よ。対外的にはあなた達はみんな化物。来年から覚悟することね」


棗「としあき?」

綾瀬「あのトス湖の……」

桃風香「ゴジラみたいなの?」

プロティン「それにしたって最近は冷えてきたし!体も動かなくなって実力が発揮できるか不安だねぇw」

棗「ま、化物って言うなら似たようなもんだけどな……、既に。それでオーナー、その話は今してる話に繋がるのか?」


もみじ「朱鷺森湖に昔いた?らしい恐竜よ。どうやらそれの悪鬼が湖に出てるんだけど、私と相性が悪くてね……、敗戦して逃げ帰ってきたの」


プロティン「親しみのある名前だけど、そんなになのかぁい?」

このは「もみじさんでも負けることなんてあるんだ……」

桔梗「もみじさんが逃げ帰るなんて……」

彼岸「もみじさんも一応人間だったんですね……」

棗「明日は槍が降るか……」


もみじ「一人じゃどうしてもね……。皐月や紺野達がいるならどうにでもなったんだけど。今のあなた達なら十分倒せると思うの。どう?やってみない?」


桃風香「やるー!」

プロティン「ちょうどいい修行になりそうじゃないかぁ…!じいさんも肩慣らしにどうだぁい??」

中釘「恐竜か……。遠くで見物ならいいのじゃがのぉ」

棗「次いつお目にかかれるか分からないだろうし、見るだけ行って見たらいいんじゃないか?年長者がいないのも大変だろうしな」

桔梗「私は行きますよ。もみじさんが負けるような相手を倒したのなら、もみじさんにも一泡吹かせられそうですしね」


もみじ「ソロじゃなかったら余裕なんだけどね……ま、そこまで言うなら待ってるわ」


中釘「そうじゃの。話を聞いた以上ここで心配しているよりはいいか。わしも行こう」

彼岸「別段行くのは構いませんよ。――湖っていうのが不安ですけど」

桃風香「浮き輪持っていったほうがいいかな?」

このは「さすがに今の時期じゃ寒いんじゃないかなぁ」

プロティン「ハッハハーwみんな行く気満々だ!それじゃあ全員でトッシーと遊びに行こうかぁ!!」

棗「気を付けて行ってこい」


ことり「いや真貴さんもですからね?」


桔梗「一人だけ厄介事から逃げるなんてさせませんよ」


棗「全員向かったら何かあった時の対応が遅れるだろう。俺は留守番してるさ、弾も渡してあるしな」

プロティン「ごちゃごちゃ言ってないでいくよっせんせっ!!」


棗「待て待て、今日は先約があるんだ。すまんな」


もみじ「そうそう……ね?」

夏水「むぅ……」


――朱鷺森市 朱鷺森湖 PM14:00――


▶湖の中央に赤黒く溶けた色をした悪鬼が鎮座していますね。放置しておくと湖を飲み込む勢いです


中釘「ボートでも借りてくるかのぉ……」


ことり「㍍⊃」


プロティン 「――いい色してるじゃあないかぁw秋らしいよねぇw」

桃風香「濁ってるー!」

桔梗「ちょっとどす黒い紅葉とでも言うんですか?なら紅葉狩りですね」


ことり「ああだからもみじさんが相性悪いって……」


彼岸「――み、湖……。う、うぐ……おろろろろ」

プロティン「みんなぁ!準備はいいかなぁ!?」

このは「囲んで殴ればきっとすぐ終わりますよ。行きましょうか~」

桔梗「大丈夫です。いけます」

中釘「ボート借りてきたぞ、なんとか乗れるじゃろ」

プロティン 「ボートに乗り込めぇ!ぼーっとするなよぉwハッハハーw」

彼岸「湖にはいい思い出がないですからねえ……。無事で済めばいいんですが」


――湖に潜むマグマ――


▶悪鬼に入ると、湖の中に溶岩ができていますね。その中央で魚のような大きい動物がこちらに唸りを上げています。こちらを見据え、捕食体勢に入るようです


桔梗「――うなぎ?」

桃風香「食べれるかな?」

彼岸「大丈夫、触手じゃない……。触手じゃないから大丈夫……」

プロティン「敵意がすんご~いw」


▶戦闘前行動 プロティン 呼吸法 看破

▶戦闘前行動 トッシー 溶岩は私の庭(全体状態異常固定化火傷)

[プロティン:異常無視:火傷]


▶トッシー トッシーブレス(火。全体自然反応9d9)

 46ダメージ

[桔梗:例大祭カタログ][このは:例大祭カタログ]

▶トッシーはバタバタと跳ねて溶岩を激流のように打ち出してきますね。身体に当たると死ぬくらいじゃ生緩い地獄が待っていそうです


彼岸「熱い……!」


ことり「まあ冬だしこの位でちょうどいいかな(震え声)」


桔梗「ふざけてると秋夜さんに看取られる前に火葬ですよ、ことり先輩!」


▶彼岸 剛招ビート 通常攻撃[バーサック[手札補強]]

 失敗

[火傷]10ダメージ


[行動数追加]

▶彼岸 剛招ビート 通常攻撃[バーサック[手札補強]]

 失敗

[火傷]10ダメージ


▶このは コピー 桔梗

▶このは 鷹の目 通常攻撃[全力攻撃]

 成功 156ダメージ

[火傷]10ダメージ

▶このはは花恋に教わった舞いをそのまま踊り、軽やかに歌いながら桔梗の音波弓でトッシーを撃ち貫きます



彼岸「これこそ【鏡崎流練武術】が誇る【筋骨強化】と【操気術】の合わせ技!――あくまで身体の出力を上げるだけで耐久は変わらないんですけどね!」

このは「これで、どうですかぁ!」

桔梗「人の力をこうもあっさりと使われるのは釈然としませんね。まあ1/4くらいなのでいいでしょう……あっつ」

中釘「あの熱い息が厄介じゃのぉ……。守りに回るか……?いやここは」


▶中釘 サモン獣

[火傷]20ダメージ


▶ことり エクスポーション レーザーライト 彼岸プロティン

[火傷]15ダメージ


▶桃風香 時の円盤刃[バーサック[手札補強]]

 54ダメージ

[火傷]12ダメージ

▶先程の攻撃の音の五線譜が残っているので、それに合わせて完全にトッシーの見えていない場所から銃弾を当てます


中釘「イマこそ目覚メよっ!絡繰り:江戸言葉えどわーど!!」

ことり「よかったら使ってやってください」

プロティン「――これなら……!いけそうだぁ!!!ハッハー!!」

彼岸「まあ……、なんとかしてみましょうか」

桔梗「この距離じゃ届きませんけど、まあ……やることは変わりませんね」


[ジャンプ]


▶桔梗 早歌[剣、剣]

[火傷]10ダメージ


▶プロティン 妖怪知識で判定 エーテル 集気法 通常攻撃[援護]

 失敗

 成功

 成功 計278ダメージ

▶プロティンは錐揉み回転をしながらトッシーの頭の上に着地し、そのままの勢いで槍で頭を串刺しにします


桔梗「今、あなたの声が聞こえる 「ここにおいで」と……」 

プロティン「なんだか相性がいいじゃあないかぁ!よろしくどうぞぉお!!!」


▶トッシー トッシーブレス

 64ダメージ


桔梗「ああもう!ことり先輩の方に行けばいいのになんでこっちに!」


ことり「イヤ私の方にも来てるからね!?(震え声)」


中釘「ぐぬぅオオッ!!」

江戸言葉「ピエェェェッ!!」


▶彼岸 剛招ビート 通常攻撃

 失敗

[火傷]10ダメージ


▶彼岸 エーテルドライ 剛招ビート 通常攻撃[足刀蹴り]

 成功 282ダメージ

[火傷]10ダメージ


▶江戸言葉 エルアイス

[ガンガンいこうぜ]

 88ダメージ


▶彼岸は溶岩ごとトッシーの腹を昇竜し槍から無理やり引き抜いて、そのままプロティンの方に蹴り落とし、槍で頭を再び串刺しにします。絡繰の獣が目から冷凍光線を撃ち出し、頭を凍らせた後プロティンが思いっきり槍を引き抜くと頭は粉々になり、そのまま動かなくなりました


彼岸「でぇぇぇぇいッ!――しぶといですね……」

このは「いい加減倒れてくれませんか……!」

彼岸「――やりましたか!?」

このは「ああ、あっちも焼き鳥に……」


ことり「朱鷺森湖の恐竜さん……」


桔梗「熱い思いをして終わった気がする。寒くなってきたからって火力過剰ですよ全く」

プロティン「知ってるぞー!サックサック3回やればいいんだろー!まかせろー!」


▶白い腹を見せてプカプカ浮いてきたトッシーからプロティンは手際良く3回剥ぎ取ります


プロティン「なんだかまぁまぁあモノが!」

中釘「江戸言葉……。よくやってくれた……」


▶機械仕掛けのうさぎは軽く鳴いたあと、中釘の心臓に戻っていきました


桃風香「あついー……」

プロティン「あと一分で喫茶店に戻ります」


――朱鷺森市 美術館併設喫茶店:紅葉 PM15:00――


プロティン「ただいまー!オーナー!相性よくってばっちりだったよぉ!!」

棗「ん、お疲れさん。なんだかんだで上手くやれたみたいだな」

桔梗「熱かっただけです……当分は寒さを楽しみます……」


もみじ「えー……トッシーの皮に、ロステクの部品に、浮いてきた鱗……。まあ2000ベルにはなるでしょう」


中釘「ふぅ……。さすがに疲れたわい……」

彼岸「ううう……。短期間に練気術を多用したものだから反動が……」


もみじ「私一人だとジリ貧でねえ……。アイスクリーム作っといたからみんなで食べましょうか」


棗「なんでも溶岩地帯みたいなフィールドだったそうだな。しょうがねぇ、全員分の水ぐらい手伝うか」

プロティン「やったー!ところで先生、先約のお客様ってのはどうだったのさぁw」

棗「ん?ああ、済ませてきたさ。これからについて、聞かれたことがあってな。それに対することだったんだが」

このは「これは……、アイスクリームの勝ちですね」

桃風香「アイスおいしー!」

彼岸「――これから、ですか?何処かに行くんですか?」


千場「そうそう、これからの……ね///」


▶どこからかみらのが現れ、棗の腕を取ろうとしますがもみじがはたき落とします


棗「それじゃあな、オーナー。確かに伝えたぞ」

千場「それじゃあな、マスター。確かに払ったぞ」


ことり「釣りはいらねえぜ……」


▶棗が千円を置いて片手を上げて去っていくのを真似して。みらのとことりが無銭飲食しようとするのを夏水にヘッドロックをかけられてますね


彼岸「そんな……!?私にイケメンを紹介してくれる約束は……!?」


棗「俺そんな約束したっけ……?してない気がするんだが……」


彼岸「いやまあしてませんけどね。あと、私の前であからさまに無銭飲食は流石に駄目ですよ」


もみじ「モテモテですねーすごいですねー後金払ってくれよプロティンくんとみらのくん、それにことりくん」


▶もみじは2人を片手で首根っこをしめ、プロティンには銃を構えて威嚇していますね


千場「ア、チョッコレハイツモノノリトイウカソウイウヤt……ウワアアアア」


ことり「いやー、私は何もたべてませんーーー」


プロティン「これからの事はこれから考えよう!!世界は広い!時は長い!ハッハハーw」


▶もみじはプロティンを蹴り飛ばし、3人共奥の部屋に連れて行きました

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