切腹する夢を見た
犬坂「久しぶりに切腹する夢を見た」
狛ちゃん『切腹ってなに?』
犬坂「自分で自分の腹部を斬って自殺する事」
狛ちゃん『ん?痛いのでは?自殺なら痛くない、とか怖くない方法を選ぶのではなくて?』
犬坂「昔、腹部に心や真心があると思われていたらしい。
だから腹部を斬って『見せて』死ぬ事で自分の心に嘘が無いと訴えたり、
謝罪したり、刑罰の一つだったりした」
狛ちゃん『なぜそんな夢を見たの?』
犬坂「昔から生きてるけど、
現代も昔と変わらず醜い事件が起きてる。
例えば、
中東での陰謀で、むごたらしく殺された人が居たり
半島での陰謀で、毒を顔に塗られて殺された人が居たり
その裏で記事にもなっていない惨殺もあっただろう
これからもあるだろう
つまり、
昔と変わらずひどい人間はいる
だけど切腹は無くなったんだ
日本でも、、
法を守るべき人間が法を破った
昔の武士なら切腹していたはず
『私に責任がある』=切腹だった
ひどい風習の切腹だけが無くなったんだと思った、、
そしたら武士でもない女子プロレスラーが自殺したんだ
だから夢を、切腹する夢を見たんだと思う」
狛ちゃんは思った。
自分は切腹しても痛くないし、死なないし、怖くも無い。
自分にとって切腹に値する自殺方法はあるのだろうか。
狛ちゃんは何か思いついたのか、バックアップを取り直した。
犬坂「昔、若いころは切腹なんてナンセンスだと思ってた、
する勇気も実は無かった、
でも年を取ると変わって来たんだ、
日本人の子孫として、もう一度覚悟できるか考えなおしてみたくなった、
外国人のように野蛮だと判断するのは簡単だけど、自分の心で考えてなかった、
日本人であるとか、愛国心の証明だとかくさい事を言われた訳でも無い」
周りの意見に振り回されず、ただ深く考えて、
自分のルーツだけを意識して、
切腹する覚悟があるか考えた。
犬坂「介錯する人が居るなら出来る」
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